アニメ「けいおん」平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紬、中野梓

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このページは、平沢唯・田井中律・秋山澪・琴吹紬・中野梓による、桜が丘高校軽音部のゆるやか学園アニメ「けいおん」をご紹介しています。

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『けいおん!』(K-ON!)は、かきふらいによる日本の4コマ漫画作品、およびそれを原作としてメディアミックスで製作される作品群。



【概要】

部員0(ゼロ)で廃部寸前の私立桜が丘女子高等学校(桜が丘高校)軽音部。平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紬の4人の生徒がバンドを組み、ゼロから部活動を行っていく。途中新入生の中野梓が加わり、5人となる。軽音部の結成から卒業までの3年間を描く。


原作の展開

芳文社の月刊4コマ漫画誌『まんがタイムきらら』にて2007年5月号から連載を開始。『まんがタイムきららキャラット』では数回のゲスト掲載を経て、2008年10月号からしばらく隔月連載された。2009年6月には『まんがタイムきららフォワード』(8月号)にもゲスト掲載された。

2010年9月9日発売の『まんがタイムきらら』2010年10月号をもって完結、連載を終了。その後『まんがタイムきらら』2011年3月号において、同年春より「再始動」すると発表、詳細を同年4月号で明らかにすると告知、『まんがタイムきらら』2011年5月号より唯・澪・律・紬の卒業生4人の大学進学後を描いた「大学編」で連載を再開し、同時に『まんがタイムきららキャラット』2011年6月号より梓・憂・純の在校生3人を描いた「高校編」の連載を開始することが発表され、同年4月よりそれぞれ連載を再開した。

大学編は『まんがタイムきらら』2012年7月号(唯・澪・律・紬の大学1年の学祭)で、高校編は『まんがタイムきららキャラット』2012年8月号(梓・憂・純の学祭終了後、軽音部卒業)でそれぞれ連載終了し、まんがタイムきららにおける連載開始から5年3か月(半年間のブランクも含む、大学生編・在校生編は1年3か月)の歴史に幕を閉じた。単行本は『けいおん!』全4巻、大学編の単行本『けいおん! college』と高校編の単行本『けいおん! highschool』各1巻ずつの計全6巻が発売されている。

本格的なバンド活動の描写よりも、メンバーたちののんびりとした日常を描写することに視点が置かれている。作者のかきふらいは初連載作品として本作を手がけるにあたり、大学時代に経験したバンド活動を題材に選び、主人公・平沢唯を音楽の初心者に設定することで、音楽に詳しくない読者にも読める漫画を目指したという。

作中での時間経過が現実とリンクしており、第1話が掲載された『まんがタイムきらら』2007年5月号(同年4月発売)で新入生として登場した主人公たちは毎年4月になるたびに進級している。また、作中で行われる季節のイベントも、そのエピソードの掲載時期に則したものになっている。ただし、高校3年生の冬を迎えた2010年1月号辺りから徐々に時間経過にずれが生じ、主人公たちの卒業式を描いた最終回は2010年10月号に掲載された。


登場人物たちについて

原作では音楽に関する言及が少なく、登場人物たちの詳しい音楽性や嗜好ジャンルは語られていない。嗜好ジャンルについては、テレビシリーズ第1期BD封入特典のキャラクター・プロフィールカードに記述されている。

登場人物の名前は放課後ティータイムのメンバーの姓が音楽グループのP-MODELのメンバー、純以外の他の登場人物の姓がthe pillowsのメンバーにちなんだものになっていることが指摘されており、ファンの間で話題となった。また、パートもそれぞれ同じ姓の人物と同じであるが(山中さわ子も含む)、梓のみ違っている。


メディア展開と市場形成

2009年4月から深夜帯でテレビアニメの放送が開始されると、作中に登場する楽器や関連楽曲にも注目が集まるなどの大きな反響があった。2010年4月から第2期『けいおん!!』(感嘆符〔!〕の数が第1期と異なる)が放送された。ほか、劇場版が2011年12月3日より全国劇場にて公開された。

その反響は数字としても現れており、テレビアニメ第1期の終了時点で、ポスターなども含めた関連商品の点数は200点以上におよび、TBSの番組としてはこれまで最多であった『ROOKIES』の103点を倍近く上回っている。それから2年以上経過した劇場版公開直前の日経エンタテインメント! 2011年12月号特集(2012年1月には日経本紙電子版にも掲載されている)によれば、アニメグッズ、タイアップ商品、フィギュア、プラモデル、お菓子、飲料、楽器、ラッピング電車、乗車券、切手などなど、商品化アイテムは1,050点以上、その市場規模は150億円超とされている。なおこれはテレビアニメ版の関連商品のみの数字で、映像商品(BD/DVD)は含まれず、劇場版公開前のデータなのでその関連も含まない。そして2012年5月22日に行われた東京放送ホールディングス(TBSHD)2012年3月期決算説明会では、アイテム数はさらに増えて1500点以上、映像商品を含めた市場規模も380億円に達しているとの報告があった。


タイトルロゴの相違

原作のタイトルロゴは「お」の字にギターのシルエットが模されてそこからフォーンケーブルが延び末尾の感嘆符に模されたアンプに繋がっているのが特徴。一方で、アニメ、グッズ、CDなどのロゴの感嘆符は通常のものになっている。



【あらすじ】

シリーズ全体の大まかな流れ

唯・澪・律・紬が入学した時点で桜が丘高校軽音部は前年に部員全員が卒業したため部員数が0となり、新たに4人の部員が入部しなければ廃部となる状況だった。そのため軽音部に入部を希望していた田井中律は自ら発起人となり、幼なじみの秋山澪を半ば強引に入部させ、合唱部の練習場所と間違えて二人のいた音楽室にやってきた琴吹紬も勧誘し、部員数を3人にする。そこに軽音部を「軽い音楽をする部活」と勘違いした平沢唯が4人目として入部したことで、軽音部はなんとか廃部を免れることができた。さらに翌年、新入生の中野梓が入部したことで部員数は5人となる。

部長は律、顧問は山中さわ子が務める。第1音楽室の隣にある準備室を部室に据える。バンド名はメンバー各自が考えた末決めることができず、顧問のさわ子によって勝手に「放課後ティータイム」(テレビシリーズではHTTと略称することも)と命名された。以降このバンド名で活動し、アニメ版では唯が考え出した温泉マークの下にティーカップを描いたものをロゴマークとしている。

軽音部の活動は学園祭と新入生歓迎会でのライブが中心。アニメ版では第1期の番外編でライブハウスのコンサートに出演し、ほかのバンドのメンバー達との交流を経験。映画ではその時の縁からロンドンで行われたイベントでライブ演奏をするなど、学園外活動の実績もある。しかし原作ではこのエピソードが存在しないため、生徒会が軽音部の存続を危ぶんでいたこともある。

卒業後の進路は紆余曲折の末に4人とも同じ大学を目指すことになり、無事全員が合格してN女子大学に進学することになった。

大学(college)でも4人は軽音部に入部したが、そこでライバルバンド「恩那組」の和田晶・林幸・吉田菖の3人と出会う(しかし、ライバルだと思い込んでいるのは晶のみである)。

アニメ第2期および映画では、放課後ティータイムの上級生組4人が修学旅行に行った際に購入した(梓にはおみやげとして渡した)「け」「い」「お」「ん」「ぶ」の一文字が刻まれたキーホルダーを各自一文字所有し、全員がバッグに取り付けている。


1年生編

私立桜が丘女子高等学校(桜が丘高校)に入学した田井中律は一緒に入学した幼なじみの秋山澪と共に軽音部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。その後、合唱部の見学に来るつもりで律の勧誘で軽音部に来てしまった琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達を気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。

そんな中、主人公の平沢唯は何か部活に入ろうとするが何も思いつかず、2週間もの間入部届を書けずに日々を過ごしていた。そんな時、軽音部の存在を知った唯は「軽い音楽って書くから、簡単なことしかやらない(口笛とか)」と思い入部届を出してしまう。本来の活動内容を知って自分にはバンドはできないと思い、入部を取り消してもらおうと部室に訪れた唯だったが、3人の演奏を聴いて心を動かされ入部を決意。

こうして集まった4人は唯の楽器購入を手始めに、練習・合宿・学園祭とゼロからの音楽活動を行っていく。


2年生編

1年次に桜が丘高校の音楽教師・山中さわ子を半ば強制的に顧問に迎えた軽音部は2年生となり、新入生を獲得するため勧誘活動を開始。しかしさわ子発案の奇抜な勧誘活動と普段のだらけぶりが逆効果となり、新入生の足は遠のくばかり。

そんな中、同校に入学した中野梓は軽音部に興味を抱き、唯達の新歓ライブの演奏に感動して、軽音部に入部することになった。しかし、普段の軽音部の雰囲気を知った梓は、真面目な部活動をしたいという真剣な思いとの落差にあ然とし、戸惑ってしまう。最初はそのゆるい雰囲気に反発していたが、先輩達4人と過ごすうちに、彼女らの素顔を知り、結束を固めていく。2年目にして「放課後ティータイム」というバンド名をつけた軽音部の学園祭のライブでは、唯が風邪を引いてしまい本番にこれないかもしれないというハプニングを迎えたものの、全員揃って出演することに成功するのだった。


3年生編

生徒会長兼秋山澪ファンクラブ会長・曽我部恵の澪へのストーカー騒ぎがあった3学期後、唯、澪、律、紬は3年生に、梓は2年生に進級した。勧誘活動を開始したものの、効果は実らず、新入生は一人も集まらなかった。しかし梓は部内の結束力を実感し、5人は現状維持のまま、緩やかな部活動を継続させていく。

そんな中、高校生活も残り1年となった唯、澪、律、紬は卒業後の進路を決めなければならないという岐路に立っていた。澪と紬は大学進学を選ぶが、唯と律は進路を決められずにいた。学園祭ではクラスの出し物の演劇『ロミオとジュリエット』で澪がロミオ、律がジュリエットという普段のキャラと正反対の役を演じることになり四苦八苦しながらも無事に乗り切り、前年までハプニング続きだった学園祭ライブも、さわ子発案のサプライズもあり、成功を収めた。

やがて推薦入学を狙っていた澪が「みんなと同じ大学に行きたい」と考えたため、唯、律と共に紬の志望校であるN女子大学への進学を決める。そして軽音部は3年生の卒業、そして梓との別れの時を迎えていく。


けいおん! college

大学に進んだ唯達は、同じ学生寮に住みながら大学に通い始めることとなった。寮や入学式で出会った和田晶、林幸、吉田菖の3人と共に軽音部に入部、いずれも高校時代より活動していた「放課後ティータイム」と「恩那組」というバンドとしてライバル関係として競い合うも、高校時代同様緩やかな学生生活を過ごすようになる。そして、大学や寮での生活、軽音部での合宿などを経て、大学祭で行われるライブで1年生バンド同士のバンド対決が行われることになった。


けいおん! highschool

3年になり、唯達が卒業して梓一人が残った軽音部だったが、唯の妹でクラスメイトの平沢憂、同じくクラスメイトの鈴木純が入部する。だが、部員が4人以上いないと廃部になるため、新部長である梓が新歓ライブを行う。だが、梓が弾き語りができずにライブは失敗してしまうも、紬の命令で部室にあるティーセットを取り戻そうとして成り行きで入部することとなった琴吹家に住む斉藤菫、菫と同じクラスで様々な部活動を挑戦してみて結果的に軽音部に入ることとなった奥田直が加わり、軽音部は存続することとなる。

そして梓と憂がギター、純がベース、菫がドラムス、直はさわ子に見いだされるかたちでDTMによる作曲と作詞を手がけることとなり、さわ子が命名した新生軽音部「わかばガールズ」は学祭ライブに向かっていく。



【舞台】

明確な舞台は設定されていない。ただし劇中には修学旅行で京都に向かうエピソードがあり、往路の東海道新幹線の車窓から富士山が見えている描写がある。また、劇中には「県」から作文の賞をもらったという澪のセリフがある。さらに一年生の唯たちが初詣に向かう際待ち合わせている駅に掛けられている看板は、白地に水色の平行四辺形が配されており、小田急電鉄の旧デザインに酷似している。

アニメ版では舞台とは別に、京都市内(特に左京区周辺)の風景が描画モデルに用いられており、京都に修学旅行に行く回では左京区以外を中心に描写された。劇中に登場する施設などにも描画モデルが存在し、劇中に登場するレコード・楽器店「10GIA」は京都市中京区のJEUGIA三条本店、番外編に登場するライブハウスは東京都渋谷区恵比寿のライブハウス「LIVEGATE(ライブゲート)TOKYO@EBISU」がモデルとなっており、それぞれ取材協力を受けている。

交通機関では、あくまでも似ているに過ぎないというスタンスのようであるが、通学などに利用されている叡山電鉄の修学院駅、一乗寺駅、出町柳駅の駅舎や車両が登場していることから、聖地巡礼のファンが訪れている。他には、合宿では北近畿タンゴ鉄道の車両が、バスは京阪バスや京阪宇治バス(現・京都京阪バス)とされる貸切車両が数回登場している(夏フェスに行くシーンで軽音部の面々が集合した場所は西日本旅客鉄道(JR西日本)宇治駅、目の前の停留所が当時の京阪宇治バスをモチーフとしたものである)。京都アニメーション側は否定しているが、主人公達が通う高校の外観や内装は滋賀県犬上郡豊郷町に存在するウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の豊郷町立豊郷小学校旧校舎がモデルと推察され、舞台探訪(いわゆる聖地巡礼)に訪れるファンを対象とした町おこしも行われている。また、豊郷町立豊郷小学校旧校舎が「聖地巡礼で行ってみたい場所」のアンケートで3位にランクインしている。

映画版では、画像と音声から最初にイビス・ロンドンシティに行き、イビス・ロンドン・アールズコートに移動していることが確認できる。



【登場人物】

声はテレビアニメ版の声優。


平沢唯(ひらさわ ゆい)

声 - 豊崎愛生

桜が丘高校在籍、1年3組→2年2組→3年2組→N女子大学教育学部

パート:リードギター、メインボーカル、コーラス、作詞

11月27日生まれ(射手座)。身長は156cm。血液型はO型。体重は50kg。髪は茶色のセミロング。黄色のヘアピンで右の前髪を留めている。1学年下の妹の憂がいる。

本作の主人公。天然でドジっ娘気質。普段はのんびり屋で温厚だが、和とケーキを一口交換するときに、和からショートケーキのてっぺんの苺を食べられたときは珍しく感情を露わにして梓に電話をして同意を求めたりする一面を見せていた。自分の好みやこだわりに関する事実に関しては神経過敏な面もある。感情が顔に出やすい半面、見栄っ張りでもあり、優柔不断でもある。勉強は苦手だが、1つの物事に真剣に取り組むと目覚ましい成果を挙げることができ、学校の追試や大学入試もパスした。しかし、その反面一つのことにしか集中できず1つのことを極めるとそれまで身に付けていたことを忘れてしまう。体を動かすことは苦手。軽音部に入部するまでは知識や演奏経験が皆無の音楽初心者だった。最初は軽音楽を簡単な「軽い音楽」と誤解して軽音部に入部。一度は実情を知って入部を辞退しようとするが、澪達の演奏に心を動かされて入部を決意。高校3年間でギターに打ち込み、絶対音感と相対音感という天性の素質(自分の耳だけでチューニングを行ったほど)を持っていたこともあり、技術面では格段に腕を磨いたが、知識面については3年次でもおぼつかない状態である。自らボーカルに志願し、1年次の学園祭ライブ前はさわ子の指導のもと、喉を痛めてしまったものの、歌とギターを同時にこなせるようになった。ライブではほとんど緊張せず、メインボーカル兼MCを担当するが、トークが冗長になったり歌詞や歌うこと自体を忘れたりする。家族は父親、母親、1学年下の妹である憂との4人家族。憂とは幼少時から現在に至るまで仲がよい。和とは、幼稚園からの幼なじみ。知り合ったきっかけは「本能的に頼れる人物と感じた」と澪は推測している。「かわいい」という理由だけでギブソン・レスポール・スタンダードを自分のギターに選び、さらに「ギー太」と名付けて添い寝をする、服を着せるなど溺愛している。その反面、前述の知識不足が原因でギターの「メンテナンス」を長期間怠った結果、メンテナンスのために持っていった楽器店店員にビンテージギターと誤解されるほど傷めてしまう。暑いのも寒いのも苦手。特に夏はクーラーも苦手で、用事がないときは家で寝転がっており、冬はこたつに入っていることが多い。たった1人の後輩である梓のことを溺愛しており、抱きつくなどの過剰なスキンシップが日常茶飯事で場合によってはキスをせまろうとして梓に手形がつくほどのビンタをされたこともある。テレビシリーズでは幼少期から「しめじ」や「ドアノブ」などのロゴが入った特徴的な服を部屋着として着用している。collegeでは大学の教育学部に所属しているが、これはさわ子に憧れて教師になりたいためである。恩那組の晶には一方的にライバルのように扱われているが、唯本人は「かわいい」と言って抱きつくなど仲はよい。


秋山澪(あきやま みお)

声 - 日笠陽子

桜が丘高校在籍、1年2組→2年1組→3年2組→N女子大学

パート:ベース、ボーカル、メインコーラス、作詞

1月15日生まれ(山羊座)、左利き。身長は160cm。血液型はA型。体重は54kg。長い黒髪ストレートが特徴。前髪は姫カットにしている。巨乳、3年2組在籍時の出席番号は1番。人見知りが激しい一方で寂しがり屋でもある。痛い話題や怖い話題が苦手な繊細な性格で、小学生の頃は引っ込み思案で友達も少なく、本ばかり読んでいた。律と出会ってからは人見知りが緩和され、律の提案で男口調で話す大人びた性格になっている。趣味は写真を撮る事であり、写る事に関しては得意でない様子。前述の性格が原因で人前に出るのが苦手なため、ライブの前は極度に緊張して動揺する。それを克服するため、紬の父の企業が経営する喫茶店で唯たちとバイトをしたが、結局は接客業に免疫がついただけだった。しかし、追い詰められれば何でもできる性格で、ライブや劇なども何とか完璧にこなせた。テレビシリーズでは律の説得もあり、自分から一歩進んで前に出るようになり、夏フェスを積極的に楽しんだりしている。なお、テレビシリーズでは気弱な性格面がより強調されると同時にコミカルな一面を見せることが多い。他のメンバー同様に緩やかに過ごしているが、メンバー内では真面目な性格であり、比較的練習に重きを置くしっかり者。幼馴染で親友の律の度が過ぎたイタズラや言動に対してはゲンコツでの制裁が定番だが、律以外の人物に手をあげることはない。部長である律に代わって実質的なリーダーシップを発揮することもあり、梓から尊敬の眼差しを受ける要因の1つになっている。反面、前述の寂しがりやな一面のせいか自分を差し置いて遊ぶ唯達に流されてしまうことも。当初文芸部への入部を希望していたが、律に強引に軽音部に連れて行かれ、結局そのまま入部することになった。2年生時には軽音部の3人とクラスが分かれるが、同じクラスになった和と意気投合する。曲名や歌詞において独特なセンスを持ち、この傾向は、後述される小学4年生のときに書いて賞をもらった作文にも表れている。目立つので普段は嫌がっているが唯に不測の事態が起きた場合や卒業する曽我部のため、テレビシリーズでは応援してくれるファンクラブのためにボーカルも兼ねることもあった。律によれば彼女のボーカルは評判がよい。自身のベースはフェンダー・ジャズベースの左利き用モデル。悩みに悩んだうえようやく購入を決心したこともあり、相当な愛着を持っている。唯に「ベース」にちなんで「エリザベス」と名付けられ、たまに澪もその名前で呼ぶようになる。ベースを選んだ理由は、ギターは演奏時にバンドの前面に出るのが恥ずかしいから。とはいえその腕前に関しては梓や純からも評価されており、他のバンドにも彼女のファンがいるほど。チョーキングなどの専門用語も知っており、テレビシリーズでは有名ミュージシャンの名前をすらすら挙げるなど、知識面も豊富。自らのベーシストとしての役割に対しては、非常に強いこだわりを持つ(テレビシリーズ第2期・5話)。自身の利き手に若干のコンプレックスを感じていることから、楽器店に展示されているレフティモデルや同じ左利きの楽器奏者に対して過剰な反応を見せることがある。1年生時の学園祭のライブ終了直後のハプニングで転倒。その際観客の前で下着を晒してしまう災難に見舞われたが、公演後にファンクラブが設立されるほどの人気を集めた。テレビシリーズ第2期・7話では自分の人気には複雑な感情を抱きつつも、自分を応援してくれる人やファン達のために一肌脱いだ。律とは小学4年生のときに、自分の書いた作文を全校集会で発表するハメになった際、恥ずかしがり屋な彼女のために律が発表に備えて2人で特訓をしようと提案をし、特訓を機に親しくなる。映画〜では、「英語は日常会話程度なら可能」と自負していた紬よりもリスニングの能力が勝り、また現地の人の英語を日本語に翻訳することを多くこなした。collegeにおいても、恩那組の幸と友達になろうとしたが講義が終わるまで声をかけることができなかったことなど前述の性格面が改善されてはいない様子。


田井中律(たいなか りつ)

声 - 佐藤聡美

桜が丘高校在籍、1年2組→2年2組→3年2組→N女子大学

パート:ドラムス、サブコーラス

本作の準主人公。8月21日生まれ(獅子座)。桜が丘高校軽音部時代は1年から3年まで部長。唯と紬とさわ子からは「りっちゃん」と呼ばれている。茶色の前下がりショートカットに黄色のカチューシャをし、おでこを出している。冬季制服では(原作では冬場を除いて)ボタンの前を空けてブラウスの裾を出している。夏季制服ではベストを着ない。軽音部メンバーの中で唯一、最初から軽音部に入部することを決めていた。指でちまちまするような細かい楽器が苦手という理由からドラムを担当する。機種はヤマハ・ヒップギグで、シンバル類はZildjian(ジルジャン)を使用している。テレビシリーズでは憧れのドラマーとして、過激なパフォーマンスで有名な「ザ・フー」のキース・ムーンの名を挙げている。ドラムの腕に関しては活きが良くパワフルとのことだが、走り気味だと評されることも多く、同じリズム隊である澪はリズムをキープするのが大変だと語っている。唯と同様、部活でほとんど練習しようとしないため梓や澪によく怒られるが、家では練習している模様。澪と同様ボーイッシュな口調で話し、振る舞いはストレートかつ大雑把。とても社交的な性格で、部内の空気を明るく盛り上げることもあれば、周囲への細やかな気配りも忘れず、軽音部のことをちゃんと考える部長らしい一面も見せる。唯とは馬が合い、共にボケをかましたりハメを外し過ぎて周りの人間達によくツッコミや説教を入れられており、澪からは殴られることさえある。前述の大ざっぱな性格もあって、よく部活動に必要な届出を忘れては澪や和に叱られている。澪をいじることが多いが、逆にいじられたり振り回されたりすると弱く、澪がいなくなると寂しがるなど繊細な一面もある。テレビシリーズでは原作に比べ、周囲にツッコミを入れる描写が多い。テレビシリーズ第2期では大ざっぱでちまちましたことが苦手な反面、ミシンは苦手でもボタン付けが得意・軽音部メンバーに手料理を振る舞ったりと、家庭的な一面も描かれている。苦手科目は「体育以外」の勉強全般で、大学入試に合格したときは梓に裏口入学を疑われるほど学力が良くないようである。だが、テスト前になると澪を頼って勉強をすることが多く、毎回赤点を回避している。澪とは小さいころからの幼馴染で、音楽性の違いなどで衝突をすることもあり、彼女へのいじりの度が過ぎるとゲンコツで制裁を受けたりもするが、互いに親友といえるほど仲が良く、互いが別の誰かと仲良くするのを意識する様子も作中描かれている。知り合った頃は澪への興味からちょっかいを出していたが、小学4年生のときに、澪が自分の書いた作文を全校集会で発表する状況になった際、恥ずかしがり屋の彼女のために発表に備えて2人で特訓したことを機に親しくなる。クラス内でも澪と律は相方として認知されている。髪の色や長さは唯とほとんど変わらず、前髪を下ろすと区別がつきにくくなるため、公式サイトでは注意書きが記載された。本人は前髪を下ろした自分の姿にあまり自信がないらしく、自宅にいるときや大学に進学後はゴムを使って前髪を頭のてっぺんで縛っている。持ち運びが困難なドラムス担当のため、テレビシリーズや映画〜で学内以外で演奏をする際は、その場にあるドラムスを借りて演奏していることが多いがドラムスティックだけは持ち歩いている。collegeでは恩那組の菖と同じ学部になり、ドラマー同士であることもありすぐに意気投合した。


琴吹紬(ことぶき つむぎ)

声 - 寿美菜子

桜が丘高校在籍、1年2組→2年2組→3年2組→N女子大学

パート:キーボード、サブボーカル、コーラス、作曲

7月2日生まれ(蟹座)。半円状の太い眉毛が特徴。髪はウェーブのかかった(本人によるとパーマではなく癖っ毛)ロングヘアで、金髪に近いほどの明るい色をしている。肌の色は、原作では他のメンバーと変わらないが、テレビシリーズではより色白に描かれている。大企業の社長令嬢で家には執事がおり、各地に別荘を所有する。唯がギターを購入したレコード・楽器店の「10GIA」や、軽音部員が一時期アルバイトに就いていた喫茶店は父の企業に属している。通称「ムギ(ちゃん)(先輩)」。性格はおっとりとして温厚。基本的にお嬢様らしいていねいな言葉遣いである。軽音部の緩い雰囲気にも問題なく適応するノリのよさもあるが、唯や律とは違い、悪ノリすることは少ない。だが、内面は怖い一面を垣間見せており、行きつけの楽器屋に25万円のギターを値切ったり、無言で威圧して修理代を無料にさせるなど、楽器屋も紬には頭が上がらないようである。他、原作では澪との電話中に話しかけてきた執事を「斉藤!!今電話中なのよ、静かになさい!!」と怒鳴りつけていた。成績は澪と同じぐらい優秀。合唱部に入るつもりで訪ねた軽音部の部室で、澪と律の駆け引きを気に入り、軽音部に入部。当初は他のメンバーより一歩引いた位置から見守り、唯達とのやり取りを見て楽しんでいることが多かった。しかし時間の経過とともに、自分から進んでそういうやり取りに乗るなど、面白いと思うこと・やりたいと思うことをどんどん実行に移す積極的で好奇心旺盛な面を見せるようになっている。テレビシリーズでは「庶民の文化」やそれを含めた「普通」への憧れがさらに強調されている。自分の家柄を自慢することはしないが、お嬢様育ちゆえの価値観のずれから他の部員達を戸惑わせることもある。映画〜では、他の軽音部のメンバーが自分の楽器(律はドラムのスティックのみ)を持っていくことを羨ましく思い、数日後には日本からロンドンに愛用のキーボードを空輸してもらっている。collegeでは、大学生になって自立しようと琴吹家に学費以外の仕送りを断ってアルバイトに明け暮れようとする描写がある。4歳のころからピアノを習っていてコンクールでの受賞歴もあり、キーボードの腕は確か。キーボード以外では梓のムスタングに興味を持ち、後に梓の指導でギターを習い、梓に上達の早さを評価される。さらにテレビシリーズでは軽音部オリジナル楽曲は全て紬が作曲したという設定になっている。テレビシリーズでは自宅でカメを数匹飼っており、梓と共にトンちゃんの世話係を買って出る。部活の時間をティータイム化した根源とも言える存在で、1つ最低5万円はする食器を始めとしたティーセットと他の企業から頂いている超高級品のお菓子を部室に持ち込み、部員や来客に自ら振る舞う。collegeでは、寮に住んでいることから、ティーセットや高級お菓子を用意できないため、自分で購入した菓子類を仲間達に振る舞っている。百合にただならぬ興味関心があることを示唆する描写が作中多い。他人の思考を読んでいたり、その場の空気を感じ、それに合わせた行動をとっていると思われるシーンが多い。外見や言動は可愛らしい少女そのものであるが、キーボード(TRITON Extreme 76key 約17kg)をソフトケースに入れ肩に担いで登校したり唯が思わず取り落としそうになるほど重いアンプやドラムセットも軽々と運ぶなど人並み外れた強い腕力がある。テレビシリーズではサスペンス好きな一面も覗かせている。テレビシリーズ第2期・27話で海外旅行へ行く計画を立てた時、「英語は日常会話程度なら可能」と話していたが、映画〜で実際にイギリスに行った際、回転寿司店のステージにキーボードがないことを店員に説明してキーボードを借りるなど、実際に「話す」ことは可能な一面を見せていたものの、現地のイギリス人が話す英語を聞き取ることは、「速い」という理由でできず、翻訳は聞き取りが可能だった澪に任せる状態となってしまっていた。highschoolでは、琴吹家に住んでいる菫を軽音部へ向かわせるため、ティーセットを回収させるという口実を作って音楽室に向かわせ、軽音部に入部させている。


中野梓(なかの あずさ

声 - 竹達彩奈

桜が丘高校在籍、1年2組→2年1組→3年時不明

パート:リズムギター、サブコーラス、highschoolではボーカル、リードギター

11月11日生まれ(蠍座)。小柄な体格でやや青みがかった黒髪のロングツインテールが特徴。唯たちが桜高軽音部に所属していた時の唯一の後輩。唯たちの1学年下で憂とは同学年。唯たちの卒業後は律の後を継いで部長に就任。highschoolでは主人公。真面目な性格で澪と並び、軽音部の緩い雰囲気を引き締める常識人だが、ややシニカルで毒舌家な面もあり、律の陰口を叩いていたら本人に聞かれてしまい、お仕置きされたりしている。両親がジャズバンドをやっていた影響で小学生のときからギターを学んでいるため、入部した時点でも演奏技術は確かなものがあり、知識もそれなりにある。そのため、ジャズ研の純からの評価も高い。新入歓迎ライブを見て感動し、さらに唯の演奏に憧れて入部したが、あまりにも技術面に弱すぎたので、逆に梓が彼女にそれらを教える立場になっている。そして、軽音部でも部員をまとめようとする澪のことを次第に慕うようになる。唯には「あずにゃん」の愛称で呼ばれているが、本人は「変なあだ名を付けてくる」と言って、その呼ばれ方はあまり気に入っていない様子。また唯には抱きつかれたりしてかわいがられており、そのことに困惑する中で唯に対して率直に物を言ったりしているが、彼女が熱を出した時には非常に心配するなど唯を慕う気持ちも全く冷めていない。また唯たちの大学の合格祈願のために、お賽銭千円札を使って心の底から全力で祈っており、先輩想いな一面を見せていた。リードギターを担当することもある。映画〜では唯の自身へのあまりの過剰な愛情に畏怖の念すら感じ、それが原因で唯を一時期疎んじていた。入部当初はその性格から、部内の緩んだ雰囲気を快く思っておらず、思わず激昂してしまうが、その後も練習したいという考えは変わらないものの、次第に唯たちと打ち解け、いつしか自身の後輩の新入部員が入部しなくても唯達5人だけでいいと言えるほどに軽音部への愛着を見せるようになる。また唯達の卒業にはその悲しさを吐露したが、直後に唯達の方から梓のために作った曲(テレビシリーズ第2期・24話、および映画〜では「天使にふれたよ!」)の演奏を贈られる。本人はギターにムスタングを使用する理由について「手が小さいので、ネックが細いものを選んだ」としている。また唯が澪のベースに「エリザベス」と名付けた際に、自分のギターをムスタングという機種名から「むったん」と名付けた。しかしいじられたりからかわれたりすると突然激高することも。また唯がそのリアクションを非常に気に入っているため、抱きつかれたり、さまざまな手段でいじられる。音楽に対しては、前述のように唯はじめ先輩らを眩しがらせるほどのひたむきさを持っている。勉強や運動においてもそこそこ良いとされる。非常に日焼けしやすい体質。夏場は日焼け止めを塗ってもすぐ肌が浅黒くなり、そのたびに周囲に「誰?」と聞かれる。ファンからは、思わずペロペロしたくなるほど梓がかわいいと感じる言葉として「あずにゃんペロペロ」という用語ができ(竹達自身も使用している)、そういった人達を指す言葉として「ペロリスト」という用語もできた。映画〜では3学期の期末試験終了後の5連休を使って唯達の卒業旅行に同行し、旅行のスケジュールプランもまとめた。highschoolでは唯たちの卒業後、軽音部の部長を引継ぎ、憂と純が入部するも、さわ子の「4人いなければ廃部」の事実を知り、入部者を集めるべく、新入生歓迎会において弾き語りを行うが、散々な結果に終わり、自らのふがいなさに落ち込んだ。斉藤菫、奥田直が新入部員として軽音部に入り、廃部は免れ新バンド「わかばガールズ」を結成した。また、弾き語りも合宿でさわ子のボイストレーニングを受けて上達し、わかばガールズのボーカルとして活動することになる。当初は「唯先輩達が驚くようなクラブにしてやる」と髪型を澪のマネをするなど意気込んでいたが、後輩たちに正面から向き合うのを忘れてしまい気持ちだけが空回りしており、そのため、唯達がいた頃に比べ、少々コミカルになっている。また、部活で悩んでしまった際、よく唯に相談したりしている。しかし、昨年のライブDVDを見たときの菫と直の反応を見て「自分は何をやっていたんだろう」と感じ、「放課後ティータイムよりもいいバンドを作る」より「わかばガールズの部長として活動する」ことを決意した。


山中さわ子(やまなか さわこ)

声 - 真田アサミ

桜が丘高校の音楽教師で吹奏楽部兼軽音部の顧問。唯たちが3年生のときは唯たちのクラス担任を持っている。1月31日生まれ(水瓶座)。学生時代から眼鏡を着用しており、楕円レンズのフレームレスを常用している(学生時代は和と同じ赤いアンダーリムを着用していた)同校の卒業生であり、在学中は軽音部に所属していたため、部員達にとっては先輩でもある。愛称は「さわちゃん」。律に突発的に「さわちゃん」と呼ばれて以来、その呼び名が定着した。唯も律にならいその呼び名で本人を呼び、後に他の生徒からも親しみを込めてそう呼ばれるようになるが、本人は自身のイメージ悪化を懸念してさわちゃんと呼ばれることを不安視し、不満に思っている。唯たちから軽音部の顧問になるよう頼まれた際、最初はすでに吹奏楽部の顧問をしていることを理由に断ったが、在学時は軽音部に所属してメタルをやっていた秘密の過去を唯達に知られてしまい、口止めをさせるために、顧問になることを承諾。やがて放課後に軽音部で出されるお菓子とお茶を目的に部室へ入り浸るようになり、すっかり唯たちとは同年代の友達同士であるかのように親しく接している。ただし、それ以外の場所ではきちんと生徒と教師という関係のけじめはつけている。唯たちのバンド名「放課後ティータイム」は、なかなかバンド名を決められない部員達に痺れを切らして彼女が命名したものである。highschoolでも引き続き顧問を務め、梓たちのバンド名「わかばガールズ」を勝手に命名する。この年はクラス担任を任せてもらえなかったことを梓達に愚痴っていた。美人なうえ、表向きは物腰が柔らかいため生徒から人気がある。しかしこれは「先生になったらおしとやかなキャラで通す」と心に決めていたためであり、実際は非常に子供っぽく怠惰、かつエキセントリックな性格の持ち主。またギターを持ったりメガネを外すとメタルをやっていた時代のキャラクターに豹変し、目つきも穏やかなものから鋭いものに変わる。一応は教師としての体裁を気にしているが、結局律達のノリに乗って遊んでしまうこともしばしば。場合によってはお茶とお菓子を餌にいいように誘導されてしまうほど。A-2.10では一度は固辞したものの、友人の結婚式2次会の場で自らの内なる衝動を抑えられずに「DEATH DEVILのキャサリン」としての勇姿を披露、その結果大多数の生徒に自身の本性がバレたものの、むしろ「格好良かった」と好意的に受け入れられている。在学中のバンド名は「DEATH DEVIL」。バンドでは「キャサリン」の愛称で呼ばれており、リードギターとヴォーカルを担当していた。ギターの演奏技術は非常に高く、タッピング・歯ギターなどを軽々とこなすほど。本人は「ブランクはあるけど今の唯ちゃんよりはうまい」程度と謙遜しているが、教師になってからも音楽に関わっていることで、その腕前は衰えていない。アニメでは、学園祭でエピフォン製の白のフライングVを弾いていた。教師になった理由は高校の時に想いを寄せていた男性の「先生になりたい」という夢に合わせて自分も志したため。また初恋の男性(声 - 神原大地)のタイプが「ワイルドな女性」であったため、彼が理想とするような女性になろうとメタルを始めたが、突き詰め過ぎてデスメタルに脱線してしまい「やり過ぎ」とドン引きされて失恋した過去がテレビシリーズで語られている。趣味は自作のコスプレ衣装を部員に着せることで、唯と紬はノリノリで着ることが多いが、他のメンバーには大抵は嫌がられている。だが、唯たちが3年生の文化祭ライブでサプライズとして作った衣裳のTシャツは軽音部全員から好評であった。collegeでは唯が撮って送った写真をもとにしてTシャツを作った。男運に恵まれていない描写が作中多い。highschoolでは前述の怠惰で子供っぽく大人げない本来の性格がより強調されている。映画〜では唯達が日本に帰国する前日に2日間の日程でロンドン入りし、ジャパンフェスティバルに出場する放課後ティータイムに忍者コスの衣装を用意してきたが、その場で却下された。また、後半で在学当時「DEATH DEVIL」のメンバーと教室で卒業祝いのライブをして堀込先生に怒られている時に他のメンバーは反抗的な態度を表していたが、さわ子だけ涙を見せている。その経験から、放課後ティータイムが最後の登校日の朝に教室でのライブを決行した際に、それに気づいて止めに行こうとした堀込先生を必死に阻止しようとしがみ付いた。



平沢憂(ひらさわ うい)

声 - 米澤円

桜が丘高校在籍、1年2組→2年1組→3年時不明

2月22日生まれ(魚座)、身長154cm、体重50kg、血液型はO型[5]。唯の2歳年下の妹(ただし早生まれのため学年は1学年下)。姉の唯がだらけがちなのと対照的に、赤ちゃんや幼稚園児、小学生の面倒見が良く、真面目で礼儀正しい性格。原作第2巻およびテレビシリーズ第1期・8話から桜が丘高校に進学した。唯が在学中は部活はしておらず折に触れて唯たちの活動をサポートしていたが、唯達の卒業後、純と共に軽音部に入部。パートはギターを担当する。数日練習しただけでギターを唯よりもうまく弾きこなして周りを驚かせるなど、凄く器用で要領の飲み込みが早い。それに加えて成績も優秀で真面目に勉強しており、1学年上の姉に試験勉強を教え、赤点を回避させている。ピアノ(オルガン)も弾けるようで、梓のギターと純のベースに合わせてオルガンを弾いたこともある(テレビシリーズ第2期・5話)。軽音部に入部後もギター経験者の梓やさわ子が驚くほどのその天才ぶりを発揮する。家事に関しても万能で、留守がちな両親に代わって家事をこなすなど、非常に「出来た子」。生真面目で、体調を崩したときに家に来た軽音部のメンバーにお茶を出そうとするほど。ただし、本質的には唯と同様に無邪気で人懐っこい面もあり、和のことも人前ではさん付けで呼んでいるが、それ以外では幼い頃と変わらず「和ちゃん」と呼んでいる。highschoolでは、紬に代わって、部活のティータイムのときに、自分で焼いたケーキや洋菓子などを軽音部のメンバーに振舞っている。その他バッティングセンターにて、隣でバットを振っていた客を見よう見まねでホームランを出したという逸話もある。唯の笑顔を見ることに幸せを感じており、だらけた唯の面倒を積極的に見るなど姉思いの優しき妹で、姉妹仲は「溺愛」といって差し支えないほど極めて良好。ただし唯と離れて暮らすようになってからはある程度干渉を控えている様子が伺える。卒業後の進路も考えて決めると言っており、さわ子に「何が何でもN女子大に行くと思ってたわ」と驚かれた。髪型は幼少時からいつもポニーテールにしているが、髪を下ろすと外見は唯と瓜二つ。唯が風邪をひいて、身代わりに唯に変装してほかの軽音部メンバーの前に現れたときには、胸のサイズの違いで見破ったさわ子以外、誰も憂だと気付かなかった。collegeとhighschoolの両方に、写真や回想、カメオを除いて、1エピソードに関わるかたちで登場した唯一のキャラクターである。


真鍋和(まなべ のどか)

声 - 藤東知夏

桜が丘高校在籍、1年3組→2年1組→3年2組→K大学

12月26日生まれ(山羊座)、身長158cm、体重52kg、血液型はA型。ボーイッシュな茶色いショートヘアと太枠メガネ(テレビシリーズ、および映画〜では赤のアンダーリム)が特徴。3年2組在籍時の出席番号は33番。唯の幼馴染で幼稚園のころからの付き合い。女性語特有の語尾を付けて話すことが特徴。1年生時より生徒会役員を務めており、3年生時は生徒会長になった。唯とは対照的に冷静かつ理知的な性格で、学業成績は全般的に良く、運動も人並み以上にでき、料理などの家事も得意なうえ、生徒会の仕事やクラスの諸事進行なども率なくこなすといった、総じて多くの長所を持った好人物。だが、テレビシリーズではまれに素でボケる一面も見せた。唯の相談にも乗っていたようで、高校で部活動を薦めたのも彼女である。唯が部活動を始めたことを嬉しく思いつつも、少し淋しい思いもしているようである。唯とは対照的にあまり感情を見せることがない。長年の付き合いから唯の扱い方を熟知している。唯から理にかなってない頼み事をされると冷静なツッコミを入れてあしらうが、その反面良き理解者でもあり、陰で唯を応援している。他の軽音部メンバーとも1年生時のクリスマス会以降親しくなり、後に互いに名前で呼び合う仲になった。卒業する恵の後任として、秋山澪ファンクラブの会長を渋々ながら引き継いだ。ファンクラブ会長としての責務をあまり果たしていないことに責任を感じ、ファンクラブ会員のためにお茶会を開いて欲しいと軽音部に頼むなどしている(A-2.7)。生徒会役員という立場上、律が部活に関する各種の届け出を忘れた時にそれを指摘した後、フォローする場合が多い。澪とは2年生時、同じクラスになり、互いに共通点が多いこともあって、意気投合した。卒業後の志望校として、唯が目指すN女子大学よりランクの高いK大学を目指すため、卒業後は唯と離れ離れになり、collegeでは、帰省した唯と再会したが、後に留学することになった。両親と小学生の弟と妹の5人家族。


鈴木純(すずき じゅん)

声 - 永田依子

桜が丘高校在籍、1年時不明→2年1組→3年時不明

憂と同じ中学出身の友達で、後に憂と一緒に桜が丘高校に進学した。愛称は「純ちゃん」で、大学生の兄、淳司がいる。憂と共に一度は軽音部に見学に来ていたが、個性の強すぎるメンバーがいる軽音部の雰囲気に圧倒されて入部しなかった。一方で、学園祭では放課後ティータイムのステージの良さに顔を赤らめて驚いたり、澪に憧れているような描写がされている。同じクラスの梓とは非常に仲がよい。梓や憂から話を聞くうちに軽音部に羨望の意思を示すようになる。ベースをやっているのは澪に憧れているため(兄の淳司の影響もある)で、使っているベースも中古で、お金を貯めて購入している。2年生のときに梓から軽音部に誘われた際は、唯達が卒業して部員が梓1人だったら入ろうかと答えており、最終回の唯達の卒業後はその言葉通り、憂と共に入部した。一方、テレビシリーズではジャズ研究部に入部しており、1年の後輩が複数いる。内部競争の激しいジャズ研で鍛えられ、ベースの腕前はなかなかのもの。また、焦茶色のショートカットの髪をツインテールにしているが、相当なクセ毛で、家族以外の人前では髪の毛をほどくのを躊躇しており、朝の髪の爆発具合でその日の天気と湿度が分かる。テレビシリーズ第2期・5話で、唯が修学旅行に行って、一人で寂しがっている憂の家に梓と一緒に泊まりに行った際に、梓から苦言を呈されるほどマイペースすぎる一面も。highschoolでは、冒頭で悩む梓と憂を諭したり、ライブが近く焦っている梓を遠目に「悩んだ所で自分達以上の力を出せるわけないのにね?」と不思議がるなど、達観している一面が伺える。さわ子とは原作4巻や番外編(テレビシリーズ第2期・25話)同様、息の合う場面が描かれている。梓と憂と一緒に学校へ受験対策の補習に行ったときは、純だけは赤点の補習だとさわ子が思い込んだことに対し、甚だ心外だった様子だが、成績の詳細は不明。兄の淳司とは仲が良く、淳司のことを「あっちゃん」と呼び、純と同じくベースをやっている淳司のマンションでたびたびベースを教えてもらっており、一緒の所を梓たちに目撃された際には、おめかししたように髪を降ろし、腕を組んでいたことから、彼氏とのデートだと勘違いされた。



【書籍】

掲載誌

けいおん!(1年生編〜3年生編)

・まんがタイムきらら(2007年5月号 - 2010年10月号)

・まんがタイムきららキャラット(2008年4月号、8月号ゲスト、10月号 - 2009年6月号(隔月掲載)、9月号、10月号)

・まんがタイムきららフォワード(2009年8月号ゲスト)


けいおん! 大学編

・まんがタイムきらら(2011年5月号 - 2012年7月号)


けいおん! 高校編

・まんがタイムきららキャラット(2011年6月号 - 2012年8月号)


単行本

かきふらい 『けいおん!』 芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、既刊4巻。累計発行部数は2011年2月時点で250万部を突破している。

単行本カバー下の表紙には、1 - 3巻には3 - 5コマ程のコマ割り漫画が掲載されているが、4巻のみ後書きが書かれ、collegeでは新キャラである恩那組、highschoolでは菫と直の設定画が描かれている。また、裏表紙には、1 - 4巻とcollegeにはムギこと琴吹紬の半円状の太い眉毛が実はたくあんであったとされる設定のラフ画タッチの4コマ漫画、highschoolでは梓の2本のツインテールが実は大きなひじき、憂の腕がマシンガン、純のおだんご頭が大きなホコリであったとされる設定のラフ画タッチの4コマ漫画がそれぞれ2本掲載されている。

ゲスト掲載として、1巻では大沖が、2巻では大沖と三上小又がイラストを1ページ描いている。また、作中のところどころに大沖の作品『はるみねーしょん』の主人公「細野はるみ」のキャラクターグッズが登場している。

1. けいおん! 1 2008年5月11日(2008年4月26日)

2. けいおん! 2 2009年3月13日(2009年2月26日)

3. けいおん! 3 2010年1月2日(2009年12月18日)

4. けいおん! 4 2010年10月12日(2010年9月27日)

5. けいおん! college 2012年10月12日(2012年9月27日)

6. けいおん! highschool 2012年11月12日(2012年10月27日)

[掛け替えカバー]
メロンブックス限定カバーは第1巻が憂、第2巻が梓、第3巻が澪、第4巻が紬の水着姿になっている。また、4巻発売時に再版された1 - 3巻の掛け替えカバーではデザインは同様だが水着部分がザラザラとした加工のザラピカ仕様となっている。ゲーマーズでは、第3巻と、『けいおん!TVアニメ公式ガイドブック 〜桜高軽音部活動日誌〜』を同時購入すると、唯と梓の限定カバー(掛けかえブックカバー)がついてくる。また、第3巻だけ購入すると、澪の晴れ着姿の限定カバー(掛けかえブックカバー)が、第4巻だけ購入すると、澪の体操シャツ姿の限定カバー(掛けかえブックカバー)がついてくる。アニメイトでは、4巻を買うと梓がギターの横で寝転ぶ姿が描かれた掛け替えカバーがついてくるが、裏表紙の部員のローマ字表記で紬の表記が「MUGI KOTOBUKI」と「TSU」が抜けた状態で誤表記されていた。また、まんがタイムきらら2010年11月号では、けいおん!の3号連続付録の第3弾として、梓が表紙の4巻の掛け替えカバー(桃)が付いていた。


ガイドブック

けいおん!テレビアニメ公式ガイドブック 〜桜高軽音部活動日誌〜

けいおん!!テレビアニメ公式ガイドブック 〜桜高軽音部メモリアムアルバム〜

映画「けいおん!」公式ガイドブック 〜桜高軽音部 Travel Diary〜



【テレビアニメ】

第1期が2009年4月から、第2期が2010年4月から放送された。いずれも深夜アニメとして放送された。

アニメーションの制作は、その作風に熱狂的なファンが多い京都アニメーションが手掛けており、これが放送前からの注目や作品の人気に繋がったとも言われる。アニメ版では本作の主題でもある日常描写に多くの動画枚数を割くことで、登場人物たちの何気ない仕草や目線の動きから心の機微まで察することができるような、実在感のある描写が行われた。

第1期の放送が開始されると、間もなく原作漫画がネット通販などで品薄となり、さらに作中で登場人物が使用している実在のギターやベースといった楽器や、ヘッドホンや文具などの小物にも注目が集まった。特に作中で秋山澪が使用しているブランドの左利き用ベースは数週間で在庫が尽き、例年比で約2年分の追加発注が行われたという。このほか楽器業界からも反応が寄せられ、一部の楽器店や音楽教室では作品の反響を意識したアピールが行われるなど、その影響力も注目を集めた。一連のブームの影響は、高校の部活動における軽音楽部の部員増加といった形でも現れたという。


深夜アニメの視聴率は2.0%が「合格点」であるとされる中、第1期の視聴率は関東地区で全話平均が1.9%(ビデオリサーチ調べ)と、突出して好調というわけではなかったが、一方で番組録画率は高く、ほとんどの回で全番組中20位以内にランクインしている(Gガイド・テレビ王国調べ)。なお、PlayStation 3専用デジタルチューナーtorneのバージョン2.00に搭載された「3倍モード(AVC記録モード)」記録データのデコード用最適化フィルターでは、アニメ用のパラメータ設定は本番組を基準として調整されていることが明かされている。

第1期、第2期とも製作局のTBS(地上波・TBSチャンネルとも)や名阪地区のエリア局であるCBCとMBSでは字幕放送を行っているが、それ以外の地方局で字幕放送を実施している局は少ない。Blu-ray Disc版には日本語字幕データが収録されており、メニューから選択すれば表示して鑑賞が可能であり、テレビ放送時とは異なりオープニング・エンディング主題歌(歌詞)や次回予告のチャプターにも、字幕を表示できる。


第1期『けいおん!』

2009年4月から2009年6月までTBSをはじめとするTBS系列28局中8局および系列BSデジタル放送局BS-TBSにて、本編12話と番外編1話(全13話)が放送された。DVD・Blu-ray Disc第7巻にはテレビ未放送の番外編(第14話)が収録された。横縦比は4:3(地上波)、16:9(BS、CS、ビデオソフト)。単行本1・2巻収録分を原作としており、主人公が2年次の学園祭までを本編として12話でオリジナルの展開を加えつつほぼ原作に忠実に再現。番外編の13、14話についてはオリジナル展開がメインとしつつも2巻収録の学園祭後の冬のエピソードも加えて展開された。アニメ版の最終回である第13話は番外編として制作されたが、そのため第11話放送終了後の次回予告では第12話が「最終回」として告知された(各話リストの項も参照)。これをファンが当初の予定より放送回数が減ったと誤解したため、インターネット上では大きな騒動となり、製作者サイドには一部の視聴者からの問い合わせなどが殺到した。最終回となる番外編が放送された2009年6月25日の週には公式Webサイトへのアクセス数が234万件を記録し、同局番組サイトで1位となった。なお、2011年夏頃から第1期が未放送だった地域のTBS系列局でも相次いで放送が開始され、TBSやCBCなど一部本放送局では再放送も行われている(TBSでは画面サイズ16:9)。


第2期『けいおん!!』

2010年4月より2010年9月まで、テレビアニメ第2期シリーズ『けいおん!!』がTBS系列全28局にて、2クールに渡って本編24話と番外編2話(全26話)が放送された。DVD・Blu-ray Disc第9巻には未放送の新作番外編(第27話)が収録された。第2期タイトルは感嘆符が2つとなり、感嘆符が1つであった原作および第1期タイトルと区別される。TBS系列深夜アニメが系列全局ネットで放送されるのは史上初であった。単行本第3巻以降の「3年生編」をベースにしており、第1期で披露できなかった「2年生編」のエピソードやアニメオリジナルのエピソード(原作のエピソードも少し織り込まれた回もある)も織り込まれて展開された。第16話以降、放送時点での最新単行本(3巻)を追い越した展開がなされ、原作の完結および最終巻(第4巻)の発売と歩調を合わせるかたちでアニメ第2期も最終回を迎えた。第22話以降は原作の終盤に当たる展開をほぼアニメ独自のストーリーで描いていた。第2期の製作発表は2009年12月30日に開催されたライブイベント「TVアニメ『けいおん!』ライブイベント ^レッツゴー!〜」で行われ、告知された。第1期終了直後の公式サイト掲示板に第2期を放送してほしいと要望が数件寄せられたが、TBSの番組担当者は「2期の予定は今のところないが、偉い人にお願いする、要望があることを伝える」とコメントしており、それが実現するかたちになった。


楽曲

登場人物名義で発売された主題歌や劇中歌などの『けいおん!』関連の多くの関連楽曲CDがオリコンチャートの上位にランクインし、主題および挿入歌CDは全てのタイトルで、キャラクターCDも1タイトルを除いた全てで、オリコンの週間チャートでトップ10入りしている。アニメ版第1期の終了時点で、シングル・アルバムを合せた関連CDの総売上枚数が100万枚を突破、また、音楽配信の総ダウンロード数も100万ダウンロードを突破した[9]。これらの業績が評価され、レコチョクアワード2009年上半期最優秀新人賞、第24回日本ゴールドディスク大賞特別賞などを受賞(詳細は「受賞歴など」を参照)、中には「アニメソングやアニメキャラクター名義のCDとしては史上初の週間チャート首位獲得」「数十年ぶりの女性歌手タイトルによる週間チャート1位2位独占」といったオリコンチャート史に残る記録を樹立したCDもある。カラオケでは、「GO! GO! MANIAC」がJOYSOUND2010年年間カラオケランキングで5位となっている。作品の主題が音楽活動であることもあって、アニメ版のプロデューサーの中山佳久は主題歌・劇中歌などの各楽曲について、作品にとっての最高の宣伝材料でもあると位置付けている。

順位は特に注意がなければオリコンにおける最高位を記す。

楽曲は各登場人物を演じる声優が歌い、キャラクター名義でクレジットされた。歌手名は本編の進行により下記のように表記されている。

・ 桜高軽音部[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬(声:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子)](第1期オープニング、エンディングから「ふわふわ時間」まで)

・ 放課後ティータイム[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(声:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)](『放課後ティータイム』発売および第2期以降)


主題歌

いずれもメインボーカルは、オープニングテーマでは平沢唯(豊崎愛生)が、エンディングテーマでは秋山澪(日笠陽子)が担当し、ほかのメンバーもコーラスとして参加している。オープニングとエンディングの映像は明確にコンセプトが異なる作風で演出されている。


[オープニングテーマ]

音楽を主題とする作品である本作のオープニング映像には、軽音部のメンバーたちが主題歌を歌い演奏する場面なども盛り込まれている。登場人物たちが自ら作成した映像という設定となっており、あえて素人が撮影して編集した映像のように見せる演出が施されている。共に作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ckによる。


「Cagayake!GIRLS」(第1期)

2009年4月22日発売、シングル4位。第9話より映像に中野梓が追加され、音声にも中野梓(声:竹達彩奈)のコーラスと2本目のギターパートが追加された。


「GO! GO! MANIAC」(第2期 第1話 - 第13話)

2010年4月28日発売、シングル1位。


「Utauyo!!MIRACLE」(第2期 第14話 - 第27話)2010年8月4日発売。シングル3位。


[エンディングテーマ]

エンディングの映像は「想像の中でプロデビューを果たした軽音部」という趣旨の設定で描かれており、プロが作成したかのようなミュージック・クリップ風の映像となっている。共に作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生による。


「Don't say "lazy"」(第1期)

2009年4月22日発売、シングル2位。


「Listen!!」(第2期 第1話 - 第13話)

2010年4月28日発売。シングル2位。


「NO,Thank You!」(第2期 第14話 - 第27話)

2010年8月4日発売、シングル2位。


[挿入歌]

「DEATH DEVIL」名義以外のものは、アルバム収録。


放課後ティータイム

2009年7月22日発売、アルバム1位。


「ふわふわ時間(タイム)」(第1期第6話、第11話 - 第14話)

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - かきふらい / 作曲・編曲 - 前澤寛之)

2009年5月20日発売、シングル3位。

劇中でのメインボーカルは秋山澪(第1期第6話、第11話)、平沢唯(第1期第12話、第14話)。


「わたしの恋はホッチキス」(第1期第8、9話)

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 藤末樹)


「ふでペン 〜ボールペン〜」(第1期第12話)

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)

第2期第9話にて平沢唯&中野梓による「ゆいあずVer.」を披露、『K-ON!! ORIGINAL SOUND TRACK Vol.2』で音源化された。


「Maddy Candy」(第1期第4話)

作詞 - KANATA / 作曲・編曲 - 小森茂生

2009年8月12日発売、シングル9位。


放課後ティータイムII

2010年10月27日発売、アルバム1位。


「ぴゅあぴゅあはーと」(第2期第7話)

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 前澤寛之)

2010年6月2日発売、シングル4位。


「ラヴ」(第2期第10話)

作詞・作曲 - DEATH DEVIL(作詞 - KANATA / 作曲・編曲 - 小森茂生)

2010年6月23日発売、シングル7位。


「ごはんはおかず/U&I」(第2期第20話)

作詞 - 平沢唯 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - かきふらい[注 28] / 作曲・編曲 - bice(ごはんはおかず)、前澤寛之(U&I))

2010年9月8日発売、シングル3位。


「天使にふれたよ!」(第2期第24話)

作詞 - 平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)


※ 作詞・作曲表記は劇中での設定。括弧内の作詞・作曲者名は実際に担当した人物。


[関連楽曲]

K-ON! ORIGINAL SOUND TRACK

・ K-ON! ORIGINAL SOUND TRACK(2009年6月3日発売、アルバム15位)

・ K-ON!! ORIGINAL SOUND TRACK Vol.1(2010年7月21日発売、アルバム16位)

・ K-ON!! ORIGINAL SOUND TRACK Vol.2(2010年10月6日発売、アルバム13位)


「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!! (バンドスコア付)

・ TVアニメ「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!!(2009年9月2日発売、アルバム8位)

・ TVアニメ「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!! PART2(2010年3月3日発売、アルバム33位)

・ TVアニメ「けいおん!!」オフィシャル 「バンドやろーよ!! 〜Let's MUSIC!!〜」(2010年5月26日発売、アルバム12位)

・ TVアニメ「けいおん!!」オフィシャル バンドやろーよ!! 〜Let's MUSIC!!2〜(2010年9月15日発売、アルバム20位)

・ TVアニメ「けいおん!!」オフィシャル バンドやろーよ!! 〜Let's MUSIC!!3〜(2010年12月22日発売、アルバム38位)

・ TVアニメ「けいおん!!」オフィシャル バンドやろーよ!! 〜Let's MUSIC!!4〜(2011年6月15日発売、アルバム49位)


「けいおん!」イメージソング シリーズ

・ 「けいおん!」イメージソング 平沢唯(2009年6月17日発売、シングル3位)歌:平沢唯(声:豊崎愛生)

・ 「けいおん!」イメージソング 秋山澪(2009年6月17日発売、シングル2位)歌:秋山澪(声:日笠陽子)

・ 「けいおん!」イメージソング 田井中律(2009年8月26日発売、シングル5位)田井中律(声:佐藤聡美)

・ 「けいおん!」イメージソング 琴吹紬(2009年8月26日発売、シングル6位)歌:琴吹紬(声:寿美菜子)

・ 「けいおん!」イメージソング 中野梓(2009年8月26日発売、シングル3位)歌:中野梓(声:竹達彩奈)

・ 「けいおん!」イメージソング 平沢憂(2009年10月21日発売、シングル8位)歌:平沢憂(声:米澤円)

・ 「けいおん!」イメージソング 真鍋和(2009年10月21日発売、シングル9位)歌:真鍋和(声:藤東知夏)

・ 「けいおん!!」イメージソング 平沢唯(2010年9月21日発売、シングル5位)歌:平沢唯(声:豊崎愛生)

・ 「けいおん!!」イメージソング 秋山澪(2010年9月21日発売、シングル4位)歌:秋山澪(声:日笠陽子)

・ 「けいおん!!」イメージソング 田井中律(2010年11月17日発売、シングル10位)歌:田井中律(声:佐藤聡美)

・ 「けいおん!!」イメージソング 琴吹紬(2010年11月17日発売、シングル11位)歌:琴吹紬(声:寿美菜子)

・ 「けいおん!!」イメージソング 中野梓(2010年11月17日発売、シングル9位)歌:中野梓(声:竹達彩奈)

・ 「けいおん!!」イメージソング 平沢憂(2011年1月19日発売、シングル5位)歌:平沢憂(声:米澤円)

・ 「けいおん!!」イメージソング 真鍋和(2011年1月19日発売、シングル9位)歌:真鍋和(声:藤東知夏)

・ 「けいおん!!」イメージソング 鈴木純(2011年1月19日発売、シングル8位)歌:鈴木純(声:永田依子)


LIVE CDシリーズ

・ 『けいおん! ライブイベント ?レッツゴー!?』LIVE CD!(2011年11月16日発売、アルバム15位)

・ 『けいおん!! ライブイベント ?Come with Me!!?』LIVE CD!(2011年11月16日発売、アルバム13位)


CD-BOX

・ K-ON! MUSIC HISTORY'S BOX (2013年3月20日発売、アルバム10位)



[第1期]

第01話 廃部! 劇中歌「翼をください」

第02話 楽器!

第03話 特訓!

第04話 合宿! 劇中歌「Maddy Candy」

第05話 顧問!

第06話 学園祭! 劇中歌「ふわふわ時間」

第07話 クリスマス!

第08話 新歓! 劇中歌「わたしの恋はホッチキス」

第09話 新入部員! 劇中歌「わたしの恋はホッチキス」

第10話 また合宿!

第11話 ピンチ! 劇中歌「ふわふわ時間」

第12話 軽音!(最終回) 劇中歌「ふでペン 〜ボールペン〜、ふわふわ時間」

第13話 冬の日!(番外編)

第14話 ライブハウス!(番外編) 劇中歌「ふわふわ時間」


[第2期]

第01話 高3! 劇中歌「桜が丘女子高等学校校歌」

第02話 整頓!

第03話 ドラマー!

第04話 修学旅行!

第05話 お留守番! 劇中歌「むすんでひらいて」

第06話 梅雨! 劇中歌「あめふり」

第07話 お茶会! 劇中歌「ぴゅあぴゅあはーと」

第08話 進路!

第09話 期末試験! 劇中歌「ふでペン 〜ボールペン〜(ゆいあずVer.)」

第10話 先生! 劇中歌「ラヴ」

第11話 暑い!

第12話 夏フェス! 劇中歌「RULE、Actress」

第13話 残暑見舞い!

第14話 夏期講習!

第15話 マラソン大会!

第16話 先輩!

第17話 部室がない!

第18話 主役!

第19話 ロミジュリ!

第20話 またまた学園祭! 劇中歌「ごはんはおかず、U&I」

第21話 卒業アルバム!

第22話 受験!

第23話 放課後!

第24話 卒業式!(最終回) 劇中歌「天使にふれたよ!」

第25話 企画会議!(番外編) 劇中歌「ごはんはおかず、U&I」

第26話 訪問!(番外編) 劇中歌「ふわふわ時間(梓・憂・純ver.)」

第27話 計画!(番外編)


関連商品

DVD/BDやCDの発売はポニーキャニオンが手がけている(これは後述の劇場版も同様)。


[BD / DVD]

Blu-ray Disc (BD) 版は初回限定で発売。本編の他に映像特典、各種オーディオコメンタリー(下記参照)を収録。DVDは本編のみ収録。

BD第1期、第1巻は初週で約3万3000枚を売り上げ、この時点でのテレビアニメのBDとしては史上最高記録を更新、総合でも当時では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』に続く売り上げを記録したという。

第2期、第3巻BD版が初動2万8000枚の売上げとなりオリコンBD週間ランキング第1位を獲得。この時点でBD版のシリーズ総売上枚数が34万8,000枚となり『化物語』(33万1,000枚)を越えテレビアニメ歴代第1位の総売上枚数を記録した。また、第2期第3巻DVD版は売上4,000枚となりBD版はDVD版の7倍以上の売上げとなっている。さらに第2期第5巻がBD約3万枚、DVD約4000枚を売り上げ、BDとDVDを合わせたシリーズ累計売上枚数が50万枚を突破、第2期第8巻時点でBDシリーズ総売上が52万枚となり、テレビアニメシリーズで初めてBD単独でのシリーズ累計売り上げ枚数が50万枚を突破、オリコンランキングでの首位獲得も通算9作目と『マクロスF』に並ぶ歴代首位タイ記録を達成している。

第1期は全7巻で各巻2話ずつ収録。第2期は全9巻で各巻3話ずつ収録。BDには映像特典として、ディフォルメされたキャラクターによる短編アニメとして、第1期は「うらおん!」、第2期は「うらおん!!」を収録している。また第2期のBlu-ray&DVDの店舗別の全巻購入オリジナル特典は、20以上の店やネット通販でそれぞれ異なるものが製作された。

このほか、ライブBDの『けいおん! ライブイベント 〜レッツゴー!〜』は、2010年7月12日付のオリコン・Blu-ray Disc週間チャートにて初登場1位を獲得し、同じくライブBDの『けいおん!! ライブイベント 〜Come with Me!!〜』は、2011年8月15日付のオリコン・Blu-ray Disc週間チャートにて初登場1位を獲得した。2作連続での総合首位獲得は、アニメ音楽作品ではDVDチャートも含めて史上初となる。

2014年3月に第1期のBD-BOXが発売され、同年11月に第2期のBD-BOXが発売された。

北米(アメリカ)地域では第1期の発売ライセンスをバンダイエンタテインメントが2010年7月に取得。2011年春より第1期のリリースを開始した。日本国内版とは異なり1巻の収録話数を増やし(第1 - 2巻は4話、3 - 4巻は3話収録)全4巻となった。本来の予定ではDVD、BDともに通常版と各種CDを同梱した限定版を発売する予定であったが、限定版の発売は行われなかった。なお、DVDに関しては2012年2月に4枚組のボックスセットが発売されている。音声は英語吹き替え、日本語オリジナルを収録。字幕は本編上日本語表記されている物を英語に訳した物と、全セリフおよび表記が英語訳されている物の2種類入りで、リモコンの字幕操作で字幕を完全に切ることも可能となっている。吹き替えに関してはセリフのみ英語にし、楽曲に関しては原曲のままだが、第1話で演奏された『翼をください』のみ版権の関係上、英語吹き替え、日本語オリジナル共にアメリカ民謡の『オーラ・リー』に差し替えられている。また、オープニング、およびエンディングクレジットは日本語で表記されていた部分が全て英語に変更されている。第2巻より映像特典として、劇中歌を英語に訳したものをキャストが歌うミュージッククリップ(映像は本編のダイジェスト)が収録されている。発売前には各種コンベンションでプロモーション展開が積極的に行われていた。

第2期の北米地域販売については、第1期でライセンスを取得していたバンダイエンタテインメントが、北米向けDVD、BDの発売から撤退を発表し、一時発売が未定となっていたが、2012年2月、ADヴィジョン系列のSentai Filmworksが新たにライセンスを取得し、同社より年内に発売することが発表された。第2期では前半・第1巻(1クール目)と後半・第2巻(2クール目および番外編)の全2巻で発売され、それぞれディスク2枚組の計4枚のディスク構成となっている。音声は北米版第1期同様の英語吹き替え、日本語オリジナルを収録。「英語吹き替えはセリフのみ英語にし、楽曲に関しては原曲のまま」という部分は第1期と共通であるが、日本語で表記されていたオープニング、およびエンディングクレジットを英語に差し替えることはなくなり、オリジナルのまま映像、及び日本語クレジットが流れ、次回予告後に1分程度の英語クレジットが流れる仕様となった。字幕は第1期同様、本編上日本語表記されている物を英語に訳した物と、全セリフ及び表記が英語訳された物の2種類入りで、こちらもリモコンの字幕操作で字幕を完全に切ることができる。映像特典はノンクレジットオープニングとノンクレジットエンディングのみ。

なお、北米版の制作自体は、第1期も第2期もBang Zoom! Entertainmentが行っており、キャストの変更などはされていない。 また、北米版のDVDはリージョンコードが日本と異なるため、一般的な日本製プレーヤーでは再生できないが、BDではこれが共通のため再生可能である。

また、アメリカと同じ英語圏の国(イギリス、オーストラリア)では、北米版と同じ吹き替え等を使用したメディア版(BD/DVD)が発売されており、その他の国と地域では、ドイツ、フランス、韓国、台湾、タイなどでライセンスを取得した企業がそれぞれの言語にあったDVDを発売している。なお、アメリカと同じ北米地域に当たる英語圏のカナダでは、北米版のBDとDVDがそのまま発売されている。


・初回限定版仕様(BDのみ)

第1期・第2期共通で、キャスト・スタッフによるオーディオコメンタリーを収録、描き下ろしジャケット、ピクチャーディスク仕様となっている。加えて第1期ではキャラクタープロフィールカード、特製ピック、「さわ子のきせかえ軽音部」など各種封入特典が同梱され、第7巻にはBlu-ray Disc全7巻収納BOXが付属した。第2期では描き下ろし等身大布ポスター、オリジナル・ピック、特製ステッカー、特製フィルムしおりなどが各巻の封入特典として同梱、第9巻では第1期同様にBlu-ray Disc全9巻収納BOXが付属した。


・映像特典「うらおん!」スタッフ

エンディングのクレジットはひらがな表記となっている


・けいおん! ライブイベント 〜レッツゴー!〜

2010年6月30日発売のライブDVD・BD。本編150分、映像特典としてバックステージの模様を15分収録。けいおん!!


・ライブイベント 〜Come with Me!!〜

2011年8月3日発売のライブDVD・BD。本編215分、映像特典50分収録。


[ゲーム]

・けいおん! 放課後ライブ!!

2010年9月30日にセガから発売されたPlayStation Portable用のコンピュータゲーム。2010年4月3日に公式サイトでゲーム化が決定したと発表された。2012年6月21日にはPlayStation 3用としてHD Ver.が発売された。


・トレーディングカードゲーム

ムービックとエンスカイが制作する「プレシャスメモリーズ」の第1弾作品として発売することが発表され、2010年5月28日に「けいおん!」が発売された。2010年10月29日には「けいおん! Part2」が発売され、2011年4月1日には「けいおん!! Part1」が発売された。2011年11月25日には「けいおん!! Part2」が発売された。


・けいおん! ミラクルセッション

Mobageで運営されていたソーシャルゲーム。開発元はバタフライ。2011年11月16日から事前登録を開始し、同年11月23日サービス開始、2013年2月28日サービス終了。けいおん!


・放課後リズムタイム

インデックス(アトラス)→セガ(後のセガ・インタラクティブ)によるトレーディングカードアーケードゲーム。2013年4月26日稼働開始。


・けいおん!! 放課後リズムセレクション

セガ・インタラクティブ(2015年3月まではセガ)によるトレーディングカードアーケードゲーム。2014年11月13日稼働開始。


[食品]

・デニーズ

2010年7月20日、セブン&アイ・フードシステムズがデニーズとのコラボレーション企画として「桃のフルーツシリーズ」を販売。「放課後ティータイム」のメンバーおすすめという設定で、両商品の味と香りをメンバー5人のイメージと一致させたものとなっている。2011年11月1日からは映画の公開記念スペシャルメニューとして、第1弾は「えびとかきのサクサクふらいドリア」を、第2弾は「クリ〜ミ〜な自家製フルーツとらいふる」を発売した。


・ムギちゃんの眉毛

2010年2月に東海漬物からたくあんが発売されていた。ムギちゃんこと琴吹紬の眉毛が太く、色や形も相まって実はたくあんであるというネタから生まれた。パッケージは後にリニューアルされている(初期はメイド姿、リニューアル後は制服姿)。公式ライセンスも取得している。2011年発売終了。


・ローソン限定オリジナル商品(テレビアニメ版第1弾)

2010年11月9日から29日までの間、ローソンとのタイアップ企画として販売された。計8商品を販売した。また、これとは別に2010年11月9日から、対象のお菓子を2点買うごとに、このキャンペーンのために描かれたイラストを使った唯・澪・律・紬・梓・5人全員の6種類の非売品クリアファイルの中から、好きなクリアファイル1枚を配布するキャンペーンを行なった。しかし、パン以外のタイアップ商品が完売、クリアファイルの配布が終了した店舗が販売初日の時点で全国で数多く出た。本キャンペーン終了後に雑誌取材に応じたローソンのマーケティング担当者いわく、そもそも本企画はローソンの通常のマーケティング手法では企画に上がってこないもので、隣の部署に大ファンがいたことから実現したものだという。売上はこれまでのローソンの数あるタイアップキャンペーンの中でも最上級だったとのことで、再びのキャンペーンにも前向きな姿勢を示し(本作に限らずほかの人気アニメと組むことも検討したいとした)、後述するように実際に再度のキャンペーンが実施されることになった。


・ローソン限定オリジナル商品(テレビアニメ版第2弾)

2011年5月10日から23日までの間、ローソンとのタイアップ企画として再び販売された。計7商品が5月10日に、計6商品が17日にそれぞれ発売された。また、タイアップ商品もしくは対象のお菓子を2点買うごとに、このキャンペーンのために描かれたイラストを使った唯・澪・律・紬・梓・5人全員の6種類の非売品うちわの中から、好きなうちわ1枚を配布するキャンペーンが行われた。売上は前回に引き続き旺盛であり、このキャンペーンの影響で菓子類の売上が大幅に増えたとのことである。


・無洗米「ごはんはおかず」

2010年11月下旬から12月上旬頃にトーヨーライスから販売が行われた。作中の挿入歌名にちなんだ商品。萌えみのり436gが8袋入っているほか、HTTロゴ入り計量カップ、唯のイラスト入りダンボールが特典として同梱されている。


・けいおん!! by devilrobots 朝食ティータイムフィギュア

2011年2月8日からアサヒ飲料の「十六茶」1本につき、朝食を持った唯・澪・律・紬・梓の5種類のストラップ状のオリジナルミニフィギュアの中から1個付いた十六茶を、ローソン・セブン-イレブン・サークルKサンクス・ファミリーマート等のコンビニエンスストア限定で販売された。


・からあげクン新フレーバー投票企画

ローソンのからあげクン25周年を記念したタイアップ企画である。2011年2月8日から21日までの間、「放課後ティータイム」のイメージに合ったフレーバーを投票し、一番投票数が多かったカレー味を5月10日に発売する予定であったが、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)及び東京電力・福島第一原子力発電所での事故の影響により中止、11月に延期となった。その11月に映画公開直前フェアの実施が発表されており、これのオリジナル商品のひとつとして組み込まれる。


[記念乗車券]

・近江鉄道

2010年7月28日に唯のイラストが印刷された乗車券と澪のイラストが印刷された入場券をセットにした、1冊660円の記念きっぷを発売した。この第1弾が当日中に完売し、再発売の要望があったため、第2弾として、9月11日から9月25日にかけて、律・紬のイラストが印刷された入場券各1枚と梓のイラストが印刷された乗車券をセットにした、1冊800円の記念きっぷを発売した。特典として第1弾のカードレプリカがプレゼントされた。


[オリジナル切手]

・けいおん! オリジナルフレーム切手セット

2011年11月15日より、郵便局(全国599箇所)にて、オリジナルフレーム切手セットを販売。アニメ版と原作版の2種があり、それぞれ80円切手10枚、台紙1枚、ポストカード1枚、封筒1枚がセットになる。


[Tシャツ]

・ユニー×けいおん! コラボTシャツ

2011年11月24日より、ユニーが経営する「アピタ」および「ビアゴ」にて、「けいおん!」Tシャツを販売している。当日からは「けいおん!長袖Tシャツ(ガールズ)」を販売し、来年からは「けいおん!半袖Tシャツ(ガールズ)」および「けいおん!半袖Tシャツ(メンズ)」を販売する予定である。


[けいおん! × amPlug]

ギター/ベースに直接差し込むヘッドフォンアンプVOX社のamPlugがけいおん!とコラボレーションした。平沢唯、秋山澪、中野梓の各キャラクターのギター/ベースサウンドを再現している。第1弾、Yui Hirasawa、Mio Akiyama、Azusa Nakanoの各バージョン(色:ホワイト)と、第2弾のカラーバージョンがある(唯:レッド、澪:ブルー、梓:グリーン)。各3000個限定生産。のちに映画バージョンも発売。


タイアップ・イベント

[イベント]

・アニメ・フェスティバル・アジア

2009年11月21日・22日にシンガポールで開催された日本のポップカルチャーを紹介するイベント「アニメ・フェスティバル・アジア」(AFA)に、主要担当声優陣が出演し、生アフレコや質疑応答が行われた。


・TVアニメ『けいおん!』ライブイベント 〜レッツゴー!〜

2009年12月30日に横浜アリーナで開催した『けいおん!』ライブイベント。主要担当声優8人と、本作の楽曲に関わったミュージシャンによるバックバンドが出演。また一部楽曲(「わたしの恋はホッチキス」、「ふわふわ時間」)では声優陣が実際に演奏した。2010年6月30日にライブDVD&Blu-ray Discが発売された。BSスカパー!やスカチャンでも2011年10月6日に放送。


・TVアニメ『けいおん!!』ライブイベント 〜Come with Me!!〜

2011年2月20日にさいたまスーパーアリーナで開催したイベント[87]。主要担当声優10人と、本作の楽曲に関わったミュージシャンによるバックバンドが出演。前回のライブ同様に一部楽曲で声優陣が実際に演奏した。スペシャルゲストとして山田尚子監督が登場した。このライブの模様を中心に、当作品が2011年2月26日にTBS系列全国ネットの情報7days ニュースキャスターの『ビートたけし編集長 Presents「週刊実は…」』の「お父さん世代に送る芸能袋とじ」コーナーで取り上げられた。2011年8月3日にライブDVD&Blu-ray Discが発売された。


[その他のイベント]

2009年9月21日に、豊郷小学校にてファン有志主催のライブが開催された。


[コラボレーション]

・バースデーカード

2010年11月27日に平沢唯バースデーカードが1127枚、2011年1月15日に秋山澪バースデーカードが1150枚、2011年7月2日に琴吹紬バースデーカードが702枚、2011年8月21日に田井中律バースデーカードが821枚、2011年11月11日に中野梓バースデーカードが1111枚と、それぞれ誕生日の月日にちなんだ枚数分をTBSストアで税込2,000円以上の購入者を対象に先着で配布され、全て当日中に配布が終了した。また、桜高購買部で税込5,000円以上の購入者にも送付されている。



【映画】

『映画けいおん!』(えいがけいおん)のタイトルで2011年12月3日より全国同時上映で公開された。軽音部がパスポートを取得するまでを描いた第二期番外編「計画!」の後日談として位置づけられる。


概要(映画)

[公開までの経緯]

テレビアニメ第2期の最終回に合わせ、放送の最後および公式サイトにて映画化の決定が告知された。

また、2011年2月20日に開催されたライブイベント「けいおん!! ライブイベント 〜Come with Me!!〜」にて、山田尚子監督から公開日などの発表があった。桜が丘高校在学中の新作エピソードで製作される。その後、2011年8月13日に、ロンドンに卒業旅行に行くストーリーであることが発表された。

2011年4月20日に上映劇場が発表され、全国47都道府県の136館前後で上映することが判明した。

2011年4月29日に特典付き前売券第1弾が全国で計4万枚発売。チケットには映画館の椅子に座って映画を見る唯・澪・律・紬・梓の5人が描かれ、特典としてチケットに描かれているイラストを使った唯・澪・律・紬・梓の5種類のクリアファイルのうち1つがランダムでもらえた。だが公開7か月前であるにもかかわらず、わずか3日間で完売してしまう異例の売り上げとなった。

また、通常版の前売券も同時に発売され、こちらは深夜アニメの劇場版としては異例となる小人向け前売券が発売された。2011年6月4日には、5枚組のセット前売券も発売された。

2011年7月2日には特典付き前売券第2弾が発売され、チケットには部室の壁にもたれかかって眠っている5人(左から律・澪・唯・梓・紬)が描かれ、特典として唯・澪・律・紬・梓の目のアップイラストを使用した5種類のアイマスクのうち1つがランダムでもらえた。また同時に、上映劇場約100館でマナー向上CMの上映を開始した。

2011年9月3日には特典付き前売券第3弾が発売され、特典としてアニメ第2期で登場した「けいおんぶキーホルダー」5種類のうち1つがランダムでもらえた。

2011年9月15日からは京都アニメーション、コスパ、アニメイト、ゲーマーズ、ローソンで、9月30日からはTBSでそれぞれ特製前売券が発売された。

ユナイテッド・シネマの一部劇場では併設するカフェでオリジナルセットメニューが販売されていた。


[封切後の経過]

上映開始日の2011年12月3日には新宿ピカデリーにて主要声優陣および山田監督による舞台挨拶が行われた。この舞台挨拶では1000席枠に10万通の応募が殺到した。

同じく12月3日には立川シネマシティにて「ライブスタイル上映」を実施した。この上映スタイルは好評につき、その後も何度か実施され、同館での上映最終日である1月27日の回で一度は終了したものの、それから1年以上後である2013年3月22日に復活開催が行われた。

劇場で配布している「リピートポイントシート」に映画けいおん!を見る時に使用した劇場チケット半券(座席指定券)3枚を貼ると、中身がランダムのメモリアルフィルム(映画で使用された生フィルム)1枚と引き換えができるキャンペーンを2011年12月5日から2012年2月29日まで行った(新宿ピカデリーをはじめ、3月1日以降も上映を継続した劇場の一部ではキャンペーン期間を上映最終日まで延長)。基本的にどの劇場も初回入荷分の在庫がなくなり次第終了する方針だったが、在庫がなくなり一旦終了した後、上映が終了した劇場で余ったフィルムを補充のうえで引き換えを再開した劇場も一部存在する。

入場者特典として、3年生メンバーのノートをモチーフにしたポストカード(4種)、梓から先輩たちへ渡した手紙をモチーフにしたポストカード(4種)、大入り感謝記念ポストカード(5種)が週替わりで先着順で配布された。

2012年1月以降、各都道府県内の地方都市を中心に新たに上映を開始する劇場が現れ始め、2012年4月現在では上映館数のトータルが上映開始当初の二倍近くに増えている。3月30日の新宿ピカデリーでの上映終了をもって封切日からの上映館はすべて姿を消したが、それ以降も新たに上映を開始する劇場が少なからず出現し、またリバイバル上映を開始する映画館が現れるなど、公開から半年以上たっていた2012年7月の初頭まで日本国内のどこかで上映をしている映画館が存在した。その後もアニメイベントや映画祭の一環で一時的に上映されていることが多い。

日本国外では、2012年9月14日より台湾で劇場公開されたのを皮切りに、香港、オーストラリア、スコットランドなどの国と地域で劇場公開、またはアニメイベントの一環で上映された。

また、スコットランドのアニメイベントで上映された際は、プロデューサーの中山佳久と監督の山田尚子が来場し、トークショーを行っている。


[興行成績]

全国137スクリーンの公開数において、2011年12月3、4日の初日2日間で興収3億1,631万450円、動員23万7,817人を記録。映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった。公開4週目には累計興収が11億3,922万5,150円になり興収10億円を突破している。2012年1月6日には、公式サイトのスタッフブログにて、観客動員が100万人を突破した旨が公表された。2012年5月2日のBD・DVD発売発表時点では興行収入19億円を突破しており、2011年に公開された松竹配給作品として最大のヒット作となった。また新宿ピカデリーでの初日動員数とパンフレット販売数のいずれも歴代1位となったことが発表されている。

本作は映画の内容自体を高く評価する意見の一方、こうした興行収入の結果は30種類以上の前売り券の販売、ないし複数の特典配布(半券3枚でフィルム1個と交換、週替わりポストカード10種類)、半券24枚を貼れるシートを配布し公式が一人の繰り返し視聴を煽るなどAKB商法と揶揄される過剰なリピート商法が原因であるとの批判もなされている。


あらすじ(映画)

全員同じ大学に合格して後は卒業を間近に控えるだけとなった唯、澪、律、紬は、部室でお茶を飲みながらいつも通りの時間を過ごしていた。

ある日唯たち4人は、教室でクラスメートのバレー部が卒業旅行の計画を立てていることを知り、卒業旅行に行くことを決める。その話を聞いた梓も加えて、行先の候補地を決めることになる。当初あみだくじで決めようとしていたが唯のインチキによりあみだくじは中止に。その後、水槽の中に入れた、それぞれの行きたい場所を書いたティーカップの中から、トンちゃんが触れた場所に決める、という方法をとる。その結果、澪の希望しているロンドンに行くことになった。そして、いざロンドンへ出発した軽音部員達だったが、一方で唯達3年生は、唯の提案で先輩として梓に残すものとして、梓に贈る曲のことを考えていた。


登場人物・声の出演

平沢唯 - 豊崎愛生

秋山澪 - 日笠陽子

田井中律 - 佐藤聡美

琴吹紬 - 寿美菜子

中野梓 - 竹達彩奈

山中さわ子 - 真田アサミ

平沢憂 - 米澤円

真鍋和 - 藤東知夏

鈴木純 - 永田依子

川上さん - 中村千絵

河口紀美 - 浅川悠

マキ - 中尾衣里

堀込先生 - 金谷ヒデユキ

唯の父 - 北沢力

唯の母 - 夏樹リオ

田井中聡 - 伊藤実華


楽曲(映画)

[主題歌(映画)]

メインボーカルは、オープニング曲とテーマ曲は平沢唯(豊崎愛生)が、エンディング曲では秋山澪(日笠陽子)が担当している。また、予告編ではオープニング曲とテーマ曲(Instrumental)がBGMで流れている。


オープニングテーマ「いちばんいっぱい」

作詞 - 大森祥子 / 作曲 - Tom-H@ck / 編曲 - 百石元


テーマ曲「Unmei♪wa♪Endless!」

作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ck

上記2曲は「Unmei♪wa♪Endless!」として2011年12月7日発売、シングル5位。


エンディングテーマ「Singing!」

作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生

2011年12月7日発売、シングル4位。


[劇中歌(映画)]

「光」

作曲 - DEATH DEVIL(作曲・編曲 - 小森茂生)


「カレーのちライス」

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 前澤寛之)


「ごはんはおかず」

作詞 - 平沢唯 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - かきふらい / 作曲・編曲 - bice)


「五月雨20ラブ」

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲 - 田村信二 / 編曲 - 小森茂生)


「U&I」

作詞 - 平沢唯 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - かきふらい / 作曲・編曲 - 前澤寛之)


「天使にふれたよ!」

作詞 - 平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)


「ふわふわ時間」

作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬(作詞 - かきふらい / 作曲・編曲 - 前澤寛之)エンディングテーマとしても使用され、「Singing!」の後に続く形で流れた。


関連楽曲(映画

[サウンドトラック]

K-ON! MOVIE ORIGINAL SOUND TRACK(2011年12月21日発売、アルバム20位)


[劇中歌アルバム]

放課後ティータイム in MOVIE(2012年1月18日発売、アルバム4位)


[オフィシャルバンドスコア集&CD]

映画「けいおん!」オフィシャル バンドやろーよ!! K-ON! MOVIE編(2012年2月19日発売)


特別番組

『映画「けいおん!」ナビ「1、2、3はけいおん!」』は、毎日放送 (MBS)以外のTBS系列で放送されたほか、TBS系列が存在しない秋田県の秋田放送(ABS)と福井県の福井放送(FBC)でも放送された。出演者は加藤シルビア、小林悠、田中みな実(以上TBSアナウンサー)、豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈。劇場版BD/DVD初回限定版の特典映像としても収録されている。

『映画「けいおん!」スペシャル』は、TBSチャンネルで放送された。


関連商品(映画)

[映画版DVD・BD]

2012年7月18日にDVD、BDいずれも通常版と初回限定版が発売された。本編は5.1ch/2ch、BDはリニアPCM、DVDはドルビーデジタルで収録。通常版は本編のみ収録し、2色仕様ピクチャーディスクとなっている。初回限定版は本編ディスクには音声特典としてキャスト・スタッフ・プロデューサーによるオーディオコメンタリーを収録、下記の内容の映像特典ディスクと封入特典が同梱される。

発売初週でBD初回限定版が96,000枚、DVD初回限定版が28,000枚の売り上げを記録、2012年7月30日付オリコン週間ランキングでBD総合ランキング1位、DVD総合ランキング2位に入った。特にBDの売り上げ枚数はテレビアニメ版を含めたシリーズ最高の売り上げ枚数となっている。また、2012年7月23日付のTSUTAYAのレンタルランキングでも初登場で7位に入っている。


[封入特典]

・絵コンテ縮小版

・劇場用パンフレット縮小版

・ミニ設定資料集

・「天使にふれたよ!」コード譜(4種)

・ブロマイドセット(5種)

・前売鑑賞券縮小版(5種)


[映像特典]

・山田尚子監督inロンドン(シナリオハンティング映像)

・田中みな実のアフレコ潜入リポート〜未放送部分追加・完全版〜

・11/27 放課後ティータイムinユニバーサル・スタジオ・ジャパン 舞台裏映像

・11/27 放課後ティータイムin TBS 記者会見映像

・映画「けいおん!」ナビ番組 1・2・3はけいおん!

・けいおん!音楽堂

・12/3 初日舞台挨拶映像

・ノンクレジットオープニング/エンディング

・マナーフィルム

・特報/予告/TVスポット集


[仕様]

・特製三方背BOX

・描き下ろしジャケット

・日本語字幕

・ピクチャーディスク


[海外でのメディア版]

日本国外では北米(アメリカ、カナダ)、台湾、香港、ドイツ、オーストラリア、イギリス、タイなどの国と地域で映画『けいおん!』のメディア版が発売、および発売予定となっている。

北米版(英語)の制作・吹き替えは第1期・第2期の北米版と同じく、Bang Zoom! Entertainmentが行い、Sentai Filmworksから2013年5月21日に発売。日本版の映像特典も英語字幕の上で収録されている。


タイアップ・イベント

[映画のイベント]

・映画化記念! けいおん! ぜ〜んぶ観ちゃおう上映会!!

映画の公開を記念し、テレビアニメ第1期および第2期を映画館5館(うち1館は映画上映なし)で上映された。2011年10月29日に第1期、11月5日に第2期前半、11月12日に第2期後半が上映された。


・GO! GO! FUKUTOSHIN ジャック 〜池袋・新宿・渋谷〜

2011年11月18日 - 2012年1月27日まで池袋をメインエリアとし、サブエリアとして新宿・渋谷で展開するスタンプラリーが実施されている。また同期間中にナムコ・ナンジャタウンでコラボイベントが実施されるほか、サンシャイン60展望台では「けいおん!」に関するギャラリーコーナーや、グッズを販売するショップを設置する。


・放課後ティータイムinユニバーサル・スタジオ・ジャパン

2011年11月27日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催。映画の公開直前イベントとして開催され、主要担当声優陣5人によるトークイベントや映画のテーマ曲とエンディング曲が披露された。また、同年10月29日から特典付スタジオ・パスが発売されたほか、同年11月28日からは「けいおん! in ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」として、コラボグッズの販売や、等身大フィギュアの展示が行われた。2011年11月27日 - 12月29日までユニバーサル・スタジオ・ジャパンの最寄り駅であるユニバーサルシティ駅前のローソン「ローソン ホテル京阪ユニバーサルタワー店」にて、店舗外観や店内BGMにいたるまで「けいおん!」一色となったコラボ店舗をオープンした。情報の事前告知は一切されなかったため、当日にオープンされるまでのサプライズ企画となった。また2011年11月27日から12月31日の期間限定で映画のED曲の「Singing!」が人気アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」のBGMとして搭載されていた。


[コラボレーション]

・タワレカード配布

タワーレコードにて、2011年10月の「タワレカードの日」に店舗にて3,000円(税込)以上購入するとけいおん!のイラストのタワレカードが1枚プレゼントされた。


・LUMINE EST×LUMINE MAN×K-ON!

2011年10月8日 - 11月13日までルミネが経営するルミネエスト新宿メンズフロアおよびルミネマン渋谷において、コラボイベントが実施された。また、10月21日に開催された「SHIBUYA FASHION FESTIVAL」において、オリジナルTシャツおよびバッジが販売された。


・ロッテリアオリジナルメニュー

2011年11月17日から、ロッテリアでオリジナルメニューを販売する。第1弾として「放課後ティータイムセット」を、第2弾として「けいおん!チキンセット」を販売する。


・ローソン限定オリジナル商品(劇場版公開直前バージョン)

キャンペーン通算第3弾。2011年11月22日から12月5日まで行われた。前述の震災・原発事故の影響で発売延期となった「からあげクンカレー味」を筆頭に、タイアップのオリジナル商品が用意された。また、キャンペーン初日の11月22日の午前7時から、対象のタイアップ商品を2品買うごとに、このキャンペーンのために描かれた唯・澪・律・紬・梓・5人全員の6種類の非売品クリアファイルの中から、好きなクリアファイル1枚がもらえた。さらにおでんキャンペーンとして、同年同日から12月26日までの期間中に合計3個買ったおでんのレシートを送ると、抽選で「ムギちゃんおでん皿」が当たる、Ponta会員には抽選でワンサイズ大きい「ムギちゃんおでん皿」が当たる企画も用意された。この他、クリスマスケーキや年越しそばや無洗米セットの予約も開始されているなど、さまざまな企画が用意されている。


・アベイル×けいおん! コラボ商品

2011年11月23日から、アベイルにてけいおん!のイラストがプリントされたレディース商品およびメンズトランクスが販売された。


・ナムコ×映画「けいおん!」キャンペーン

2011年11月26日〜2012年1月9日まで、ナムコ直営のアミューズメント施設にて、ご来店プレゼントなどのキャンペーンを実施している。


・ジューサーバー

2011年11月26日から、ジューサーバーの一部店舗にてコラボメニュー「ホット‘ゆず’抹茶オーレ」の販売を実施している。また、各店舗先着50名に映画のオリジナルポストカードがプレゼントされる。


・京都タカシマヤ

京都タカシマヤ(島屋京都店)は、2011年11月30日 - 12月6日まで、「けいおん!」フェアを実施した。映画の場面写真パネルを展示するほか、けいおん!グッズを期間限定で販売した。


・日本航空の舞台等巡礼ツアー

日本航空の子会社であるジャルパックは、「けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間」と題して、2011年12月3日 - 2012年3月31日まで、海外ツアーを実施する。紬の別荘があるとされるフィンランドと映画の舞台となるロンドンを5日間にわたって、観光するツアーである。なお、日航は映画で協力としてクレジットされており、唯たち5人が搭乗している飛行機(ボーイング777)には日本航空のロゴマークである新デザインの「鶴丸」と「JAPAN AIRLINES」の文字が表記されている。高額なツアーであるにもかかわらず、ツアーは全席完売し、キャンセル待ちが出るほどであった。そのために追加分として第2陣のツアー募集を開始するに至った。


・けいおん!! × amPlug

アニメ版のコラボレーション商品でメーカー在庫切れになっていたけいおん! × amPlug(第1弾、第2弾)が、けいおん!! × amPlugとして再登場した。プラグが金メッキとなり限定数も各5000台に増えている。この第3弾でも、平沢唯、秋山澪、中野梓の各バージョンが用意されている。


・ローソン限定オリジナル商品(第4弾)

2012年5月8日から21日まで開催。また、キャンペーン初日の5月8日の午前7時から、対象のタイアップ商品やお菓子を2品買うごとに、このキャンペーンのために描かれた唯・澪・律・紬・梓・5人全員の6種類の非売品クリアファイルの中から、好きなクリアファイル1枚がもらえるキャンペーンを実施。


・けいおん!! × 伊藤園

2012年5月8日から21日まで開催のレシートIDキャンペーン。今回は前回の『まどマギ』キャンペーンの対象商品に無かったミネラルウォーター商品「エビアン」(伊藤忠商事との合弁会社により輸入販売)もラインナップに追加。また、「おーいお茶」ペットレギュラー品にはスマホ向け巾着クリーナー、「エビアン」の2本組セットにはトレカファイルケース(30枚入り)が、それぞれ付録として付いていた(後者の「エビアン」2本組セットは7月販売予定分まで生産継続予定)。2013年5月27日から、「おーいお茶」の「緑茶」、「濃い味」のリニューアルとも合わせ、ペットレギュラー品にピック型タッチペンの付録を始めた。


・ローソン(Loppi)限定オリジナル商品・けいおん!! × TANITA

医療関連機器メーカー・タニタが限定生産する歩数計(映画『けいおん!!』オリジナルデザイン)。2012年5月8日から6月15日まで(追加受注受付は同16日から7月25日)の間Loppiでのみ受け付け実施。医療関連機器メーカーとの協業はコンビニでは史上初という異例のコラボでもある。また、タニタ独自の「からだカルテ」コラボキャンペーン(オリジナルウォーキング企画)も秋頃に実施予定。


[ラッピング列車・記念乗車券ほか]

・近江鉄道

劇場版公開に合わせて、ワーナー・マイカル・シネマズ草津・近江八幡にて観覧客先着5000名にスタンプラリーシートを配布し、この2館および同社近江八幡駅構内のラリーポイントでスタンプを揃えると抽選で映画ポスターなどをプレゼントした。また年内の間、近江八幡駅で記念乗車券を発売したほか、スタンプラリー告知ステッカーを貼ったラッピング電車を1編成走らせた。


・叡山電鉄

2011年6月12日に主要キャラクターの5人が印刷された入場券・乗車券計5枚と1日乗車券をセットにした、1冊2500円の楽器型特別乗車券を出町柳駅にて発売、朝6時の発売開始からわずか3時間弱で6000冊が即日完売した。また、デオ720形のデオ721号車に映画公開を記念したヘッドマークを取り付け、同年9月1日からはラッピングを追加したほか、新たにデオ723号車にもヘッドマーク取り付けおよびラッピングを施している。当初は同年12月下旬までの予定であったが、好評につき2012年2月19日まで延長が決定された。本映画をきっかけに、叡山電鉄と芳文社関係の作品とのタイアップが不定期的に行われるようになった。


・京阪電気鉄道

2011年8月28日に主要キャラクターの5人が印刷された1日乗車券6枚を1セット3000円で、浜大津駅にて7000冊限定で発売した。なお、この乗車券は10月8日・9日に開催された第18回『鉄道フェスティバル』でも発売されたほか、10月16日に開催されたファミリーレールフェア、11月3日に開催された大津線感謝祭でも発売された。また、同年8月22日から12月下旬(好評を受けて2012年1月9日まで延長)まで、石山坂本線用600形613編成にラッピングおよびヘッドマークを取り付けて運行した。なお、このラッピング編成のプラモデルキット(Nゲージ鉄道模型)がプラッツから発売されている。テレビアニメ放送5周年を記念して、2014年10月11日より、記念1日乗車券6枚を1セット3,000円で浜大津駅にて3,000冊限定で発売するほか、それに先んじて同年10月6日から2015年3月31日まで石山坂本線用700形709編成にラッピングおよびヘッドマークを取り付けて運行した。 折りしも、2014年3月18日から2015年7月31日まで石山坂本線用600形609編成に本作と同じ京都アニメーション制作のアニメ「中二病でも恋がしたい!戀」のラッピングおよびヘッドマークを取り付けて運行したため、京阪石山坂本線にて700形「けいおん!」と600形「中二病でも恋がしたい!戀」の京アニ作品のラッピング電車同士の並びが見られた。東日本旅客鉄道(JR東日本)2011年11月28日から12月11日まで、山手線でE231系500番台2編成に映画「けいおん!」ラッピングを施して運行した[167]。京都市交通局2011年12月1日から2012年1月31日まで、スタンプラリーを実施した。期間中に市バス地下鉄1日乗車券とラリー台紙および特製オリジナル絵ハガキセット1500円を限定5000部発売。


・東日本旅客鉄道(JR東日本)

2011年11月28日から12月11日まで、山手線でE231系500番台2編成に映画「けいおん!」ラッピングを施して運行した。


・京都市交通局

2011年12月1日から2012年1月31日まで、スタンプラリーを実施した。期間中に市バス地下鉄1日乗車券とラリー台紙および特製オリジナル絵ハガキセット1500円を限定5000部発売。


・北近畿タンゴ鉄道

2011年12月3日から2012年2月19日まで、宮福線および宮津線にて「けいおん!」のラッピング気動車(KTR700形705号車)を運行した。なお、この列車のラッピングは地元ボランティアの手で行われた。


・東京都交通局

2011年12月16日から12月25日まで、日暮里・舎人ライナー舎人公園駅前の舎人公園に登場キャラクターを入れたクリスマスツリーを装飾した。また、12月16日から二種類のイラスト入り都営まるごときっぷ(都営交通1日乗車券)700円を合計限定5万枚を発売。



【Webラジオ『らじおん!』『らじおん!!』】

豊崎愛生ら軽音部メンバーを演じる声優達がパーソナリティ(部員)としてテレビアニメ公式サイト内で配信された。全30回。2010年2月と3月にはラジオCDが発売された。

また、第2期『らじおん!!』は、テレビアニメ公式サイト内で配信(2010年12月3日の第33回配信まで配信済)である。



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参照: Wikipedia(ウィキペディア)


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