70'sコンピレーションCD「僕たちの洋楽ヒット・デラックス1970-1972」
『音楽はタイムマシーン』 日本的洋楽ヒットのデラックス決定盤 !『僕たちの洋楽ヒット・デラックス』は、EMIミュージック、ソニー・ミュージック、ユニバーサル・ミュージック、ワーナー・ミュージック、洋楽4大メジャーによる共同企画コンピレーションです。1955年から1989年にかけ、日本でヒットした洋楽シングル全300曲以上を2枚組CD8枚に収録しています!
これまでの『僕たちの洋楽ヒット』シリーズ同様、日本独自のヒットをジャンルにこだわらずに選曲しています。映画・TVドラマの主題歌、日本原盤ものも多数収録しています。長い間探していたが見つからなかった曲、CD化されていなかった曲など、マニアックなシングル・コレクターも垂涎の稀少音源も収録予定です。この300曲を原体験した、あらゆる世代が圧倒的な郷愁にひたれる選曲となっています。監修・選曲は前回同様に矢口清治氏と佐藤直人氏(あめりかん☆ぱい)です。
「僕たちの洋楽ヒット・デラックスVol.3 1970-1972年」は、1970年から1972年にかけて、日本でヒットした洋楽を収録した70'sオムニバスCD/コンピレーションアルバムです。
■ 70's、1970年代洋楽
■ オムニバスCD/コンピレーションアルバム
70'sコンピレーションCD「僕たちの洋楽ヒット・デラックス1970-1972」 収録曲
[CD 1]
01. 長い夜 / シカゴ
02. 黒い戦争 / エドウィン・スター
03. ミスター・マンデイ / ジ・オリジナル・キャスト
04. イエロー・リヴァー / クリスティ
05. アメリカン・ウーマン / ザ・ゲス・フー
06. ABC / ザ・ジャクソン5
07. ヴィーナス / ショッキング・ブルー
08. オー・シャンゼリゼ / ダニエル・ビダル
09. ふたりの天使 / ダニエル・リカーリ
10. ひまわり 〜『ひまわり』より / ヘンリー・マンシーニ楽団
11. よろこびのシンフォニー (MONO) / ミゲール・リオス
12. ローズ・ガーデン / リン・アンダーソン
13. つばめのように (MONO) / ジリオラ・チンクェッティ
14. ヴィークル / アイズ・オブ・マーチ
15. パッチズ / クラレンス・カーター
16. 思わせぶり / グレン・キャンベル
17. 明日への叫び / アース&ファイアー
18. ミー・アンド・ボビー・マギー / ジャニス・ジョプリン
19. 故郷へかえりたい(カントリー・ロード) / ジョン・デンバー
20. 喜びの世界 (MONO) / スリー・ドッグ・ナイト
21. ノックは3回 / トニー・オーランド&ドーン
22. タクシー / ハリー・チェイピン
[CD 2]
01. リッスン・トゥ・ザ・ミュージック (シングル・ヴァージョン) / ザ・ドゥービー・ブラザーズ
02. イフ / ブレッド
03. 僕と君のブー / ロボ
04. 刑事コロンボ(ミステリー・ムーヴィーのテーマ) / ヘンリー・マンシーニ楽団
05. ひとりぼっちの野原 / ザ・キャッツ
06. イエス・イッツ・ミー (MONO) / エルトン・ジョン
07. ヴェンチュラ・ハイウェイ / アメリカ
08. スパニッシュ・ハーレム / アレサ・フランクリン
09. ドミノ / ヴァン・モリソン
10. アメイジング・グレイス(至上の愛) / ジュディ・コリンズ
11. いつもあなたと / ザ・スピナーズ
12. 想い出のサマー・ブリーズ / シールズ&クロフツ
13. タイト・ロープ / レオン・ラッセル
14. エイティーン / アリス・クーパー
15. カリフォルニアの青い空 / アルバート・ハモンド
16. 恋のジャングル / チャカチャス
17. 喪服の女 / ザ・ホリーズ
18. 気になる女の子 / ザ・メッセンジャーズ
19. ライオンは寝ている / ロバート・ジョン
20. ハイウェイ・スター / ディープ・パープル
21. 秋はひとりぼっち / ヴィグラス&オズボーン
22. ステイ・ウィズ・ミー / フェイセズ
[Disc 1]
01. 25 Or 6 To 4 / CHICAGO
02. War / EDWIN STARR
03. Mr. Monday / THE ORIGINAL CASTE
04. Yellow River / CHRISTIE
05. American Woman / THE GUESS WHO
06. ABC / THE JACKSON 5
07. Venus / SHOCKING BLUE
08. Les Champs-Elisees / DANIELE VIDAL
09. Concerto Pour Une Voix / DANIELLE LICARI
10. Loss Of Love (Love Theme From "Sunflower") / HENRY MANCINI AND HIS ORCHESTRA
11. A Song Of Joy / MIGUEL RIOS
12. Rose Garden / LYNN ANDERSON
13. Volano Le Rondini / GIGLIOLA CINQUETTI
14. Vehicle / IDES OF MARCH
15. Patches / CLARENCE CARTER
16. It's Only Make Believe / GLEN CAMPBELL
17. 21st Century Show / EARTH & FIRE
18. Me And Bobby McGee / JANIS JOPLIN
19. Take Me Home, Country Roads / JOHN DENVER
20. Joy To The World / THREE DOG NIGHT
21. Knock Three Times / TONY ORLANDO & DAWN
22. Taxi / HARRY CHAPIN
[Disc 2]
01. Listen To The Music (Single Version) / THE DOOBIE BROTHERS
02. If / BREAD
03. Me And You And A Dog Named Boo / LOBO
04. Mystery Movie Theme / HENRY MANCINI AND HIS ORCHESTRA
05. I Walk Through The Fields / THE CATS
06. It's Me That You Need / ELTON JOHN
07. Ventura Highway / AMERICA
08. Spanish Harlem / ARETHA FRANKLIN
09. Domino / VAN MORRISON
10. Amazing Grace / JUDY COLLINS
11. I'll Be Around / THE SPINNERS
12. Summer Breeze / SEALS & CROFTS
13. Tight Rope / LEON RUSSELL
14. I'm Eighteen / ALICE COOPER
15. It Never Rains In Southern California / ALBERT HAMMOND
16. Jungle Fever / CHAKACHAS
17. Long Cool Woman (In A Black Dress) / THE HOLLIES
18. That's The Way A Woman Is / MESSENGERS
19. The Lion Sleeps Tonight / ROBERT JOHN
20. Highway Star / DEEP PURPLE
21. Forever Autumn / VIGRASS & OSBORNE
22. Stay With Me / FACES
【70'sコンピレーションCD「僕たちの洋楽ヒット・デラックス VOL.3 1970-1972年」】
70'sコンピレーションCD「僕たちの洋楽ヒット・デラックス1970-1972」 レビュー
1. 70年頃の音楽の魅力を今再び ぶ厚いリーフレットは好印象です
投稿者「sasabon」2014年11月16日
懐かしの音楽の缶詰でした。多くの音楽を振り返りながら聴く場合、CDに付けられているリーフレットの記載内容が大切です。本アルバムは配慮された中身で参考になりました。洋楽にハマり、深夜放送を聴きながら海の向こうのビルボードやキャッシュ・ボックスのヒットチャートを追いかけていた頃の思い出の曲ばかりです。
44曲の曲目と演奏者が見開きで掲載され、解説は矢口清治氏、佐藤直人氏、森井嘉浩氏の分担執筆でしたが、10ページという分量ですので、1曲あたりの解説分量も一定程度理解できるほどの情報量になっていました。全曲の歌詞と対訳が付されているのもいいですね。コンピレーション・アルバムはこのくらいの配慮があれば満足します。世界の人々に愛され続けてきた名曲の集大成といった趣でした。
シカゴ「長い夜」に久しぶりに触れると懐かしさが先に立ちます。実に強力で魅力的なホーン集団だと思いました。ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズのホーンも好きでしたが、シカゴの分厚いサウンドは、ロックの真髄のように感じたものです。今聴いても色褪せていないところにその価値を見出しますが。疾走感がいいですね。エネルギーに満ち溢れており、シカゴの名声を世に知らしめた曲だったと思います。
JACKSON 5「ABC」の見事なリズム感、巧みな歌唱、天才少年そのものの才能の煌めきが至る所で感じられる歌唱ぶりです。マイケルのリード・ヴォーカルを追いかける兄たちの歌唱の掛け合いというコール・アンド・レスポンスのスタイルを踏襲しています。現代ポップスの軽やかさを具現化したようなヒットチューンで、今聞いても新鮮な響きに包まれています。変声期前の少年特有の硬質の高音の響きは格別でした。非凡なヴォーカルです。ジャーメイン、マーロン、ジャッキー、ティトの兄たちの呼応とハーモニーも美しく、モータウン・サウンドの特徴を生かしながらより美しくした感じを受けます。今聴いても全く古さを感じさせない名唱でしょう。
ダニエル・ビダルの可愛さは今でも記憶している所です。まるでお人形の様な可愛さは印象深いですし、彼女の「オー・シャンゼリゼ」は日本でも大ヒットしました。フレンチ・ポップスというジャンルがもてはやされた頃の曲です。本アルバムではオリジナルの仏語で歌われていますが、日本語盤も耳に馴染んでいます。
ダニエル・リカーリの「ふたりの天使」はスキャットブームを巻き起こしました。クラシック・テイストの曲調と、透明な声質はまるで天上から聴こえてくる音楽は当時の日本人の心を捉えていました。ダニエル・リカーリは後に「シェルブールの雨傘」でカトリーヌ・ドヌーブの吹き替えを担当していたことを知りました。
ヘンリーマンシーニ楽団の「ひまわり」を聴くと、ソフィア・ローレンが傷心の中、満開のひまわり畑を歩く映画のワン・シーンが彷彿とされます。戦争で引き裂かれた運命の悲惨さを声高に語らずに映像で魅せた名作の映画音楽でした。
ジリオラ・チンクェッティが伸びやかな歌声を披露してくれた「つばめのように」も好きでした。サンレモ音楽祭という存在を知ったのも彼女ですし、短調から長調に転調するカンツォーネの音楽ジャンルのイメージが感じられる曲でしょう。大ヒット曲「雨」は1960年代ラストの頃の発売ですから、この収録範囲からは外れていました。ジョン・デンバー「故郷へかえりたい」は説明不要でしょう。カントリーの魅力を缶詰にした様な曲でした。
スリー・ドッグ・ナイトは、「ワン」や「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」などのヒット曲がありますが、このアルバムでは「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」を収録しています。この曲は後に日本のテレビドラマの主題歌に取り上げられたわけですが、それだけ多くの人に親しまれていた証明でしょう。
2枚目のブレッドの「イフ」も懐かしく聴きました。この美しいソフト・ロックは音楽ジャンルを越えて最上の心地よさを齎してくれるようでした。バラードとは、かくあるべし、です。
レオン・ラッセルの「タイト・ロープ」を聴き、改めて素晴らしいシンガー・ソング・ライターだと再確認しました。齢を重ねた後には仙人のような風貌になりましたが、ロック史上に残した功績は計り知れません。70年代後半に大流行したA.O.R.の先駆とも言えるでしょう。「ロック・レジェンド(ロックの伝説)」という言葉がありますが、まさしくレオン・ラッセルのことを指しているのだと思いました。
アルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」のように親しみやすい音楽は日本でもそのまま受け入れられ、ヒットしました。洋楽が日本の歌謡曲と同じように愛され親しまれた時代の空気が伝わってきます。
その曲にまつわる思い出を一つ一つ書いても書ききれないくらいです。70'sの名曲の数々が44曲も収録されています。当時を知らない若い世代の方も是非聴いてください。どれも、きっと感動されると思います。
2. ビートポップス兄さんへ
投稿者「michihendrix」2013年1月11日
60年代後半の Volume 2(のコメントに続き)に加え、この時代の楽曲も大変よろしいね!演奏、編曲の巧さは今後に譲るかもしれませんが、心に響くポピュラーミュージックメロディのほとんどはこの時代で基礎が作られたのでしょうか???一音一音が懐かしく、和む響きです。中学生時代にサンタナの「ブラックマジックウーマン」のエロスにヤラれた私ですが、、、、。
3. 懐かしくて
投稿者「show」2014年3月11日 Amazonで購入
オールディーズはいろんなディスクを所有しておりましたが、70年代のはこれほど充実した内容のものはなかったと思います。
4. 1970年代初頭、日本独自のヒット・チャート!
投稿者「長崎成明」2015年10月9日 Amazonで購入
1960年代ほどではないが、1970年代初頭も、まさにバラバラ、実に多様性に満ちた、日本独自のヒット・チャートではないか。
ブラス・ロック、ソウル、R&B、英米ハード・ロック、フレンチ・ポップス、映画やテレビ・ドラマのサントラ、カンツォーネ、フォーク・ロック、カントリー、グラム、etc。
アメリカに近いカナダ(当時、確か人口2,000万人くらいだったのに、ゲス・フー、オリジナル・キャスト、未収録だがマッシュマッカーンなど健闘)だけではなく、今では考えられないが、ドイツ、オランダの曲も日本のチャート(ほとんどがアメリカ系由ではあるが)を賑わせていたことが判る。
アメリカのフォーク・ロックっぽいが、実はイギリスのトリオであるクリスティの「イエロー・リヴァー」、エジソン・ライトハウスの大ヒット「涙のハプニング」で歌担当だったP・ヴィグラスがG・オズボーンと組んだヴィグラス&オズボーンの女々しくも美メロな「秋はひとりぼっち」(原題:「Forever Autumn」 この時代の邦題の付け方に着目!)などの一発ヒット・オン・パレードが、理屈抜きに楽しいです。
また、シカゴ、ジャクソン5、ジャニス、ドゥービー、パープルなどの大物も収めているのに、レコード会社やレーベル、そして、ミュージシャン側の都合だろうが、ビートルズ及び、そのメンバー関連、ストーンズ、ゼップ等は、この手のコンピにあまり収録されません。ストーンズ、ゼップに関しては、おそらく、会計士の勉強をなさったジャガーさんや、人気が出た頃から吝嗇で有名なペイジさん(定期的に日本へ海賊盤狩りに来る。元MLBの大投手ランディ・ジョンソンが、それにめげずに買いに来るが)が、しっかりと、管理なさっているのだろうと、臆測してしまいます。 |